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[上月雨音] SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔

このところ志乃ちゃんの様子がおかしい。ひょっとしたら、何か危ないことに関わっているんじゃないかと、不安を抱える僕にキララ先輩は用事を押しつけてきた。どうやらいつもの人生相談に行けなくなったので、会ってきてほしいとのこと。
しかたなしに約束の場所へ向かったら、そこには小学生ぐらいの女の子が待っていた。彼女はお兄ちゃんを探してほしいと言い出して……。

行方がわからなくなった「正義の味方」であるお兄ちゃんを探してほしいという人探しの話と志乃ちゃんが狙われるお話。

う~ん。イマイチ?
緊張感のある始まりだったので、どうなるかと思ったら、それほど盛り上がらずに終わってしまった感じがする。この始まりなら、志乃ちゃんを巡るサスペンスか、ふたりで名探偵な展開になってくれれば面白くなっただろうに、と思わなくもない。

登場した真白について書くとネタばれになりそうなんでやめておくけど、一番興醒めなのはだらだらとした解説かなあ。後々のためにということで言えばわからなくもないんだけど、理解しにくいことをただ説明してるだけなので、退屈でした。1巻のときも思いましたが、思想的な話が前面に出てくると微妙です。ひょっとしたら僕には合わないのかなあ。
ただ、今回の話は前編にあたるそうなので、ひょっとしたら、飛躍するのかもしれない。

そういえば、今回は「家族」という言葉を意識させられましたね。妹も家族になりえるけど、恋人だって家族になりえるんですが、真剣な言葉を思わす茶化してしまう彼や、相手のために走ることを選択する彼女が望むのは、どっちなんだろう。

SHI‐NO―天使と悪魔 (富士見ミステリー文庫) - 上月 雨音

SHI‐NO―天使と悪魔 (富士見ミステリー文庫)
上月 雨音

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