収容所で変わった病気が流行っている。叔母から、リンザーコットで同じような病気が流行っていたことを聞いたエイトは、ふと不安に駆られた。ひょっとして今、収容所にいる少女は……。
予感はあたった。村の医療施設である叔父の家に何者かが忍び込んできたのだ。
怪しげな薬と、油とランタンを持って……
緊迫感あふれる人と人にあらざるものの争い。収容所の者は村に手をつけはじめ、村では少しずつ収容所の実態がわかるという展開が緊迫感に溢れます。
エイトの焦燥や村の人の気持ちはわかりますが、下手すれば魔女裁判ですよね。正しくはあっても集団心理の恐ろしさというものも感じました。
あの場所でウミが動いたのかは疑問だったんですが、動かざるを得なかったというところでしょうか。なるほど、ヒドラとはよく言ったものです。
結局のところ、ウミはナカミチをどう思っていたのかわかりませんが、人あらざるものだからこそもつ悲しみに切なくなります。置いていかれるものの辛さがわかるからこそ、重荷になりながらも、放っておけないという感情がよくわかりました。
さすがにハナとアラタについては気づけませんでしたが、物語のラストとしてこれ以上のものは無いでしょう。切ない二人の行く末に幸あれと願いたくなります。
ヒドラ HYDRA〈2〉
吉田 茄矢
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吉田茄矢 / ヒドラ HYDRA 1の感想
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