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[吉田茄矢] ヒドラ HYDRA 1

アラタの視界は一面真っ白だった。村までの道のりどころか方向さえもつかめない。やがて、ドっドっと崩落音が聞こえてきた。巻き込まれたら死ぬ中、ぎりぎりのところで避けられたものの、動くのも辛い。
そんなとき、どこからか声が聞こえた。近づくと飛行船が埋まっており、近くには少女が座っていた。同じ顔をした少女を抱きかかえている少女が。
救助しようと近づくと少女は「こないで」と叫び……

閉ざされた雪山の小さな村に二人の少女が訪れたところから始まる物語。
徐々に徐々に狭まる包囲網というか、ひとりまたひとりと囚われていく展開がなかなか良い雰囲気を出してますね。悪意なのかはっきりしないところに怖さがあります。

個人的にはもうちょっと、理由とか現象の説明が欲しかったかな。タイトルに 1 とついているとおり続きものなので、下巻となる続きで明かされるのかもしれませんが、あまりにわからないので、引きずり込まれにくく、もったいないと思ったり。

何を書いてもネタばれになりそうなんで感想が難しいですが、どこか閉鎖感が漂う狭い村で、そこから抜け出そうとする少年と、そこで生きる事を決めた少年の関係が、少女たちとどう絡んでいくのかが、今後の楽しみですね。少し大きな動きになることを期待しましょう。

ヒドラ HYDRA〈1〉 -
ヒドラ HYDRA〈1〉
吉田 茄矢

富士見書房(文庫)
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吉田茄矢 / ヒドラ HYDRA 2の感想

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