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[壱乗寺かるた] 待ってて、藤森くん!

十年前、再会を約束した初恋の少女との待ち合わせ場所に、相手は来なかった。
待ちぼうけをくらい、風邪をこじらせ、一ヶ月遅れで高校に入学することになった里見は、朝礼の場で初恋の人の面影を持つ女性に出会った。相手は「三月の姫君」と呼ばれる生徒会長だったのだ。
思わず駆け寄ったことで、生徒会執行部から目をつけられることになったが、何としても彼女に確かめたい里見は……。

約束の相手が生徒会長かもしれないと確かめるために会長に近づこうとして、いつも邪魔をされるというパターンものかと思ったけれど、微妙に違う展開でしたね。一癖あるけれど、何となく憎めない人たちばかり出てきます。

はじめは幼馴染の吉野が落ち着きのなさに眉をひそめてしまいましたが、それをふんわりと包み込む里見との関係でうまく中和されていました。里見くんはまっすぐでいい感じだなあ。
黒幕らしき者たちが、黒くなりきれないところに、若さを感じますが、まあ、里見の周りにいたら、そうなっちゃうのかもしれない。

結局、約束の相手の話がうやむやになってしまったのがなんだかなあといった感じ。何のために戦ったのかといったら、吉野のためでもあったけど、大元は会長と会うためだったのでは……。まあ、これに限らず、その他の伏線もほとんど回収されなかったので、次巻以降を待てというところなんでしょうね。

なかなか生徒会長には近づけないでしょうけれど、最後の様子を見る限り三角関係とかあり得そうなんで、続きが楽しみだったりします。

待ってて、藤森くん! - 壱乗寺 かるた

待ってて、藤森くん!
壱乗寺 かるた

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