夏休み一日目。人気の無くなった学園。
アブリルに誘われて地中海へ向かうことになった久城だが、寮母が持ってきた手紙を受け取ったとき思わず叫び、走っていった。
たった一人で長い夏を過ごすはずだったヴィクトリカの元へ……
姉からの手紙に不思議な事があればヴィクトリカに話し、アブリルからの手紙に不思議な事があればヴィクトリカに話し、町を歩いて不思議な出来事に遭遇すればヴィクトリカに話す。ご奉仕という言葉がピッタリな、久城とヴィクトリカの夏休みを描いた、6編からなる短編集。
夏休みで、学園にいるのはヴィクトリカと久城だけなのに、ロマンスに発展がないのは短編だからでしょうか。いつもどおり、ふてくされて久城にやつあたりするヴィクトリカがかわいいですが、もうちょっと、何かあって欲しかった。
個人的に気に入っているのは表題作の「夏から遠ざかる列車」。
オチに笑わされましたが、昔の友情が今も続いているのは、いいですね。
昔から続くといえば「初恋」も良かったなあ。ヴィクトリカではなく兄のブロウ刑事が話の中心となる番外編的な物語。ブロウ刑事といいヴィクトリカといい、好意を持っている人に対して素直になれないのは家系ですかね。微笑ましい限りです。
短編は短編でいいけれど、ヴィクトリカの動きが少ないので、次は学園から外へ出るヴィクトリカと九城の冒険が読みたいですね。
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桜庭一樹 / GOSICKシリーズ一覧
Home > ライトノベル > [桜庭一樹] GOSICKsⅡ ゴシックエス・夏から遠ざかる列車
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