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[北山大詩] 憂感少女 エクスプローラー2

かつて世話になっていた児童養護施設の経営が困難になったという知らせを聞いた響は、妙に思った。あまりにもできすぎている。ひょっとして仕組まれたものか?
やがて現れた地上げ屋は裏に暴力団の影を匂わしてきた。
エクサーとしてではないが響は動き、透は手助けを要請された。
それが仕組まれた出来事の始まりだった……。

スピード感たっぷりのサスペンスに、ちょこっと出てくる相手を思う気持ちに、ドキドキ。
その上、 序盤の疑問を終盤までひっぱっても飽きさせない展開は見事。
いやあ、面白い。

よくよく考えてみれば、能力があまり使われてないなあとかあるわけですが、そんな瑣末なことにこだわらず勢いに乗って進む作品って大好きです。

前作でコンビを組んでいた響と透は相変わらずですが、より内面が出てくるようになりました。自分勝手なようで繊細な響と、気が回るようで切り捨ててしまう透と。
そんな二人の心が少しずつ変わっていくのもいい感じです。今後も注目していきたい作品ですね。

憂感少女―エクスプローラー〈2〉- 北山 大詩

憂感少女―エクスプローラー〈2〉
北山 大詩

富士見書房(文庫)
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