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[かたやま和華] 楓の剣!2 ぬえの鳴く夜

相手を切った後、自害する。そんな辻斬りが横行する江戸。
その正体不明の辻斬りに嘉一が襲われた。
大怪我はしなかったものの、唯一生き残った人として、鬼の子という噂のこともあり、疑いを掛けられた嘉一。
憤慨した楓と弥比古は辻斬り事件を追い始めるが……

スピーディで、コミカルで、ちょっとした謎があって、意外な落とし穴があって、と飽きさせない展開。前作はちょっと微妙だなあと思っていたんですが、どうしてどうして、おもしろいじゃないですか。

楓と弥比古の思いあっているのに素直になれず、口を開けば喧嘩をしている関係が妙に心地よく感じました。
ひょっとして楓が突っ走らなければ今回の事件は……なんて野暮なことはいいっこなしよ。

まあなんといっても今回良かったのは、今まで憎まれ口を叩いてばかりだった羽瑠でしょう。今回も出始めは憎まれ口ばかりでしたが、徐々に変わっていく心の動きがとてもグッド。
あれだけ出てたのに妙に影が薄かった若旦那でしたが、羽瑠を心配するシーンは印象的でした。

いやあ、これは買いなシリーズになってきましたね。新キャラも登場して、ひょっとしたら今後もいろいろとかき回してくれるかもしれないし、今後が大いに楽しみです。

楓の剣!〈2〉ぬえの鳴く夜 (富士見ミステリー文庫) - かたやま 和華

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