机の中に入っていた一通の手紙。
こ、これはまさか、ラブレ……、じゃないのは事務的な封筒ですぐわかる。
中には新聞の切抜きを貼り付けた文章が書かれていた。
「お前はトップ3に相応しくない。すぐに降りろ。さもなくば、お前のパートナーが危険な目に遭うだろう」
って、これはもしかして脅迫状?
そんな「机の手紙にご用心」を含む六篇からなる短編集。
若干、ミステリィテイストではあるものの、いたって普通の学園ものといった感じの物語ばかり。学園そのものが普通じゃない点はとりあえず置いておく。
個人的にすきなのは「恋の願いと鐘の音と」かな。
祝福の鐘を聞くことができれば願いがかなう。
そんな噂話を聞きつけた下級生が藤倉に依頼をしてくる。その鐘をどうしても鳴らしてほしい、と。
理由を聞いて納得した藤倉はさっそく調査を始めるが……。
みたいな展開で始まる短編。お嬢様の嫉妬と意地悪が印象的でした。
「もし二人で祝福の鐘を聴くとしたら、貴方は誰を選びますか?」
さて、誰を選ぶのかな。
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