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[田口仙年堂] 本日の騎士ミロク(1)

「俺がやりますよ。休んでてください」
「いいんだ。俺たち、このぐらいでしか恩返しできないし」
そして騎士はミロクの手を強く握った。
「ありがとうな。俺も、俺の仲間も助かった」

戦うものばかりではなく、国の仕事を請け負った人間すべてを騎士と呼ぶ国ジルサニア。剣に自信があるミクロは、騎士となって国を守る決意だったのに、配属先はなんと麗しき姫の講演の舞台を設置する施設部隊「赤目隊」で……というお話。

これは楽しいですねえ。なんせ麗しき姫だと思ったら、赤目隊の前ではガサツなんですから。
ついつい敬語を使いがちなミクロが、だんだんと遠慮無くなるところに思わずにやり。いい性格してるよ、姫もウサギの隊長も。

腕自慢がその武器を封じられて、慣れない仕事(むしろパシリ)に忙殺されて、何でこんな仕事をしてるんだろうと悩む様子には、ちょっと可哀想なところもあったけれど、実は劣等感の裏返しだったんですね。

気づいていたからこそ焦り、それがさらに気持ちを追い込んで、ついには暴走してしまったけれど、本音をぶつけあったことで、仕えるべき主君を見いだしていく展開がよかったなあ。
小さな声で、でも心に届くその言葉に、胸が熱くなりました。

いやあ、おもしろかった。
落ちこぼれ隊の大活躍っぷりと、誇りを持った戦いと、なにより、姫とミロクの関係がいいですよね。いまだ「剣」の詳細については明らかになっていませんが、周囲の人の口振りを考えると、かなーり楽しいことになりそうです。
隊の仲間たちも個性豊かなだけでなく、何かと抱えてるものがあるようですし、これは続きがとても楽しみだ。

本日の騎士ミロク1 (富士見ファンタジア文庫) - 田口 仙年堂

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田口 仙年堂

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本日の騎士ミロク テンポの良い戦闘シーン from チーズは見つかった? 2009-05-04 (月) 19:38
本日の騎士ミロクを読みました。感想を以下に書きます。ネタバレを少し含みますので気になる方は読んでから見てください。
本日の騎士ミロク 1 from 黙々読書 2009-05-30 (土) 18:26
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