「き、着やせするタイプなんだよ、私。脱いだら凄いんだよ」
「どんな着やせですかっ!その外見で実はFカップだったら、もう、既にファンタジーの粋の能力じゃないですかっ!」
「さ、さらしを巻いて、普段は押さえつけているんだよ!」
「だとしたら、とんでもなく苦しいでしょうねぇ!」
「う、うん、そーだよ。このさらしを取ったら、私、戦闘力が三倍になるよ」
「もはや拘束具!?」
「あと、実は、身長も本当は170センチなんだよ。着縮みするタイプだけど」
「着縮み!?」
美少女四人とハーレムを目論む鍵が、生徒会室で繰り広げる「小説四コマ」な連作短編ラブコメディの第四弾。毎度毎度の生徒会室内でのお話です。
今回もっとも印象に残ったのは、深夏の「夢」話かな。将来どんな道に進みたいかという話題を、生徒会メンバーが滑稽無糖、波瀾万丈にダベってたところで、見せてくれた深夏の夢。すばらしかった。これ以上ないくらい、可愛いと思いました。照れてる姿がなお可愛い。
照れるといえば、杉崎が照れるシーンもよかったなあ。腹黒・知弦さんが仕掛けた占いで、ただ握手するというそれだけなのに、なんだろう、この、モジモジしたくなるような雰囲気は。なんだろう、この、知弦さんの温かさが感じられる雰囲気は。杉崎じゃなくても、照れてしまうでしょうね。そりゃアカちゃんも嫉妬するわ、うんうん。
そんな会長は今回もいつもながらのぶっ飛びを見せてくれてました。ゲリラ的に始めるラジオネタは、笑いの連続でしたよ。「定められた一言」ネタは、お腹抱えて笑いました。外じゃなくてよかったとほっと一息。
ちなみに、会長の発言で一番ヒットしたのは(ラジオネタじゃないけど)「着縮み」です。
後半になるにつれて、笑いというよりは、ほのぼのだったり、ちょっとシリアスだったりでしたが、最後までサクっと読めて、楽しい気持ちになれるお話でした。
それにしても「企業編」はなんだかきな臭いんですが……どうなるんでしょうね。
生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)
葵 せきな
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