「和穂よ。俺はお前を門の中に導こうとしているのではない。俺はお前が門の中に入るのを阻止する為にここに居る」
「それってもしかして……」
「そう。全部あの馬鹿兄貴のせいだよ。全くもって双山戯た話だ」
和穂が倒れ、龍華が人間界に降りてくるというお話です。
前作の話をすっかり忘れてたので、読み返してから手をつけようと思ったのに、我慢できずに手にとってしまいました。初っ端の場所に彼女がいたことで、そうだ、前作の最後は、あのショッキングな出来事があったんだと思い出して、いったいどうなっていくのかと、ページをめくる手がとまりません。
和穂の件は、そのまま終わるとは思ってなかったけど、誰がというのはともかく、一体何のために?という疑問が沸きまくりでした。現状が良くわからないまでも、何とか和穂や殷雷たちを助けようと、仲間というか、近しい人たちが、団結していくところは、とても良かったですね。やっぱり和穂のことは、みんな好きなんだなあと思うと、ちょっとグッときたり。
ともあれ、和穂の身に起こっているであろうことは、嬉しい反面、切ないものがありましたが、それすら利用しようとする鏡閃の強引でありながら緻密な計算がすごい。これが執念か。
それにしても、まさか、ここにきて、龍華が参戦してくるとは思いませんでした。しかも、大いなる覚悟を持って、人間界へ降りることになるんですからね。天界の人たちもやることが残酷です。
現在の鏡閃の状態は、当然知ってるだろうから、いったいどうするんだろうと思っていたんですが、まさかまさかな展開に、あんぐりです。なんで、ねえ、なんで?
龍華が狙っているのはひょっとしたら……といういくつかの見解も尽く潰されていってるので、不安は増すばかり。護玄がそばに居れば、また違った展開になったんだろうけれど……。
和穂のことを第一に考えているんだろうとは思いますが、かつての鏡閃話を見ても、決して無慈悲には思えないだけに、驚きを隠せませんし、何より、先がまるで読めません。なんだこれは!
最後の最後で、梨乱がやってくれたことで、結果がどうなっていくんでしょう。続きが気になるなんてもんじゃないですが、僕はこれが初めてのリアルタイム封仙娘娘追宝録なんですが、この状態で待たされるのは非常に辛い……。
たしか、ろくごまるにさんは、わりと遅筆な方と聞いているので、いやん、と思ってしまいますが、帯を見ると、遅くても 11月までには出る(予定)なのかな?(上下セットでの応募券プレゼントの締め切りが11月30日なので)。だとすると、とっても嬉しいですね。
首を長くして待っていたいと思います。
天を決する大団円 上 (1)
ろくごまるに
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