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[築地俊彦] まぶらほ さらにメイドの巻

「もっともっとメイドさんにふさわしい主人になるための研修」を受けさせるために、リーラたち第五装甲猟兵侍女中隊は、和樹を連れ出した。そのことに激怒した夕菜は、和樹を取り戻しに向かったが、リーラたちの壁は分厚い。和樹を助け出すためならどんなことでもという決意を胸にした夕菜は、宿敵シンシアの支援を受け、和樹を取り戻すための部隊を結成して……

リーラ率いる第五装甲猟兵侍女中隊VS夕菜率いるMMMの爪弾き者による戦闘団の戦いが描かれるメイドストーリー本編の「メイドの死闘」と、番外編の「メイド交換ゲーム」「メイドプラス1」の三編からなるお話です。

メイドの死闘」は、すごいですね。夕菜が悪役にしか見えません。目的のためなら手段を選ばないところは、百年の恋も覚めそうなほどです。リーラ、やっちまいな!とか思ったのは、僕だけじゃないんじゃないかしら。和樹の願いもあって、全力を投じれないリーラたちが不憫でなりません。

まあ、個人的には、MMMは番外編のほうが素敵なのです。
メイド交換ゲーム」は、リーラたちと夕菜たちが、家事で勝負するというお話で、展開は定番ですね。意外性とかはないですが、楽しいことこの上ない。夕菜の思惑をさらりとかわすところに、さすがリーラだと思っていたら、ラストでドンデン返し(というのも変だけど)があって、思わずニヤリ。

一番良かったのは、和樹が中学生だった頃、リーラとセレンが研修で日本の秋葉原に行ったという「メイドプラス1」ですね。メイドがメイド喫茶を調査するなんてと思いましたが、真面目に検討するリーラとセレンのやり取りが楽しいですし、十八禁な雑誌やらグッズやらに顔を赤くするリーラが、何とも可愛い。

そんなリーラの素晴らしさが伝わってくるのは、その場に来ていた和樹のクラスメイト宮沢知沙とのやり取りですね。どうすべきかと迷っていたとき知沙の心を、優しく解きほぐしていくところは、ホント素敵。

「メイドにできないことはないのです」

こんな言葉を言い切れるほどの心の強さと、どんなときでも人を気遣える優しさに、惚れ惚れしました。こんな人に出会えたら、人生の目標にしたくもなりますよね。知沙にとって、この出会いが、とても大きなものであったことが伝わってくる最後の手紙のシーンに、じんわりと温かい気持ちにさせられました。

いやあ、すばらしい。今後もまぶらほのメイドシリーズは、全力で追いかけていきたいですね。はい。

まぶらほ さらにメイドの巻 - 築地 俊彦

まぶらほ さらにメイドの巻
築地 俊彦

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まぶらほ さらにメイドの巻 感想 from アマデウスの錯乱? 2007-06-21 (木) 22:13
まぶらほ さらにメイドの巻

Comment:2

ジャラル 2007-06-24 (日) 14:10

まぶらほシリーズで本編より人気があるという説もある(笑)、メイドさんシリーズ。3巻までの各話のタイトルが戦争映画で、4巻からは冒険・スパイ小説の名作が元ネタになっています。しかし「メイドの死闘」夕菜はいつの間に傭兵部隊の隊長のような経験を積んだのか? やはりあの凄いお母さんに教わったのかな? 
割と作者の力入っているこのシリーズ、前巻で紹介された無駄に膨大なMMMの設定が生かされる日が来るのでしょうか(笑)

deltazulu 2007-06-24 (日) 15:16

本編よりも人気あるとは知りませんでした。わかる気はしますけど(笑)。
今回の夕菜は見事な悪役っぷりでしたよね。ある意味惚れてしまいそう。

> 前巻で紹介された無駄に膨大なMMMの設定

そういえばありましたね!さすがにあれを生かすのは難しいような気もしますが……

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