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[賀東招二] つどうメイク・マイ・デイ フルメタル・パニック!

死ななかったのは奇跡に近い。そう言われるほど、宗介の身体は衰弱していたが、かなめを取り戻す決意に変わりは無い。レオンたちの協力を得て、昔の伝手を辿り、リハビリしながら、アマルガムの情報を集めていた。
一方、テッサたちもアマルガムを追っていたが、ミスリルによる支援のない状態に、次第に追い詰められて……

前作の終わりが終わりだっただけに、そして本作から反転攻勢が始まるって事で、期待はしていましたが、まさかこれほどまでとは思わなかった。期待をはるかに上回る面白さに興奮しっぱなしです。
アマルガム打倒を決意するテッサと仲間たちのやり取りに涙したところから、もう一気読みでした。

特に中盤以降の離れ離れになっていた人たちが集結して、一気に敵を叩くところは、いままで溜まっていた鬱憤をすべて吹き飛ばすような展開でしたね。まさに「つどう」という言葉が相応しい。震えるほど興奮させられます。いやあ、熱い。

ありとあらゆる場面で、熱さを感じるか、涙ぐむようなところがありましたが、最後のかなめと宗介のやり取りを読んだら、他の話が全部頭の中から吹っ飛びましたよ!ここしか頭に残りませんよ!
囚われの身となったかなめは、悶々と悩む姿は、心が痛くなるところがあっただけに、あの「約束」に込められた思いには、もう……。鳥肌と涙が止まりませんでした。
約束を守るには、これから先、腐るほど苦難が待ち受けているでしょうけれど、あの言葉が心にある限り、宗介がくじけることはないでしょうね。

圧倒的な戦力を持つ相手がいたとしても、こっちだって宗介の相棒が戻ってきたし、仲間が集結してきたし、と高揚してましたが、ふと思い返してみると、不安なところも多分にありますね。一番感じたのはテッサが無理してるところですね。仲間を失ったことが、かなりキテる様子が伺えるだけに、誰か支えになってあげてくれと願いたくなります。
そういえば、まさかまさかの人がアマルガムにいましたが、いったい彼は何をしようとしているんだろう。敵に回るとこれほど怖い存在もないだけに、その理由が気になりますね。

これから先どんな展開が待ち受けているのかわかりませんが、きっと今回のように熱く燃えるのは間違いないでしょう。続きがとても楽しみですね。
いまさらオススメしなくても、みんな読んでるんじゃないかと思うけど、それでも大絶賛でオススメしたくなります。

つどうメイク・マイ・デイ - 賀東 招二

つどうメイク・マイ・デイ
賀東 招二

富士見書房(文庫)
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