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[雨木シュウスケ] エモーショナル・ハウル 鋼殻のレギオスⅤ

ナルキが第十七小隊へ本格的に入りたいと言い出し、了承したニーナは、次の第一小隊との試合のために、合宿をすると言い出した。料理当番としてメイシュンを引っ張り込みんだナルキは、合宿最終日に、レイフォンに声を掛けた。天剣授受者とは何か、と。
ついに聞かれたと思ったレイフォンが、ナルキとメイシュンに説明している間、突如として地盤が崩れ……

廃貴族の問題がまだ終わっておらず、ツェルニに異常が走るお話です。いや、異常が走り始めたというところかな。毎回合宿に行くとトラブルに見舞われるのは、誰が悪いんだと思ったりしますが、そんなシリアスさよりも、料理のできるメイシュンとレイフォンのやり取りを悔しそうに見つめるフェリやニーナの姿が笑えます。

今回はメイシュンの頑張りが素敵でした。彼女の真っ直ぐな言葉は、とても心に響きます。「守る」という言葉の意味するところには差があるけれど、レイフォンをして、ここで何かを始めたい、と言わしめたのは、彼女の言葉も、一役買っているんじゃないかな。

好意を寄せているフェリとは、いつもどおりのやり取りがありましたが、ちょいと出番が少ない。代わりに、ニーナがちょっと自分の心境に揺れているかな?レイフォンへの思いが、ただの隊員への思いとは違っていることに、そろそろ気づいているような気がしないでもないけど、さてさて。

それにしても強いですね、レイフォンは。これで剣ではなく、刀を手にしたらどうなるんだろ?と思ったりしますが、単なる力の強さだけでなく、自分の強さの質を認識してきたところに成長を感じました。素直なようで壁を作っていたレイフォンが、第十七小隊隊員たちを信頼していく姿が、とても印象的です。

グレンダン側では、リーリンが悩む姿が描かれていましたが、臆病になる気持ちはよくわかります。それだけに、このままズルズルといったであろう彼女の言葉を受け止め、背中を押したシノーラがとても良かったです。立場上いろいろ言えないこともあるだろうに、リーリンに対しては、真摯な態度を見せますよね。
ただ、レイフォンについて、どういう対処を見せるのかわからないところが、何気に不安を呼んでくれます。

グレンダン側(というより女王)が何を考えているのかよくわからないし、ツェルニは暴走するし、何よりあの人がどうなったのかわからない。こんな状態で、さらにリーリンが来るかも?なんて終わり方を見せられたら、たまりません。
次作がどうなるのか、ものすごい期待したくなります。

エモーショナル・ハウル―鋼殻のレギオス5 (富士見ファンタジア文庫 あ 1-1-5) - 雨木 シュウスケ

エモーショナル・ハウル―鋼殻のレギオス5 (富士見ファンタジア文庫 あ 1-1-5)
雨木 シュウスケ

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メイシェン、キミは良くがんばった。 だけどフェリは一歩も二歩もリードしていたんだよ…… そんな感じの第五巻。
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ジャラル 2007-01-24 (水) 11:21

レイフォンが故障中に第十七小隊に入ったのは前巻で活躍した縦ロールのお姉さん。もし、このまま第十七小隊に残存ならツェルニ最強部隊の誕生ですが・・・。しかし初任務が汚染獣成体との戦闘とかになりそう(笑)。リーリンと一緒にツェルニに来そうなのは、天剣持ちのお兄ちゃん。いよいよ本気のレイフォンの戦いが見られるか?

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