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[富永浩史] ぼくらのみかたん。― 黒森高校未科研です

編入する高校を下見していたときに、ちっこい女の子を見かけた。みかと言うとても可愛い女の子は、お兄ちゃんを待っているとのこと。また会えたら良いなと思ったが、それから会うことはなかった。
やがて学校が始まり、いろいろクセの強い部活から勧誘されていたとき、構内でみかタンを見かけた勇は、彼女を追いかけて……

小学生ぐらいの可愛い女の子が、実は校内最悪の部活「未来科学研究部」が作ったロボットで、そのことにショックを受けつつも、みかタンの可愛さに惹かれてしまい「未科研」に入部してしまう勇のお話です。

いやあ、楽しいところだなあ、「未科研」は。可愛い女の子のロボットを作りつつも、萌える場所が微妙にマッドサイエンティストなところが、なかなか笑えます。
ロボコンをみかタンで全国制覇することを目標に掲げて、まずは同じ学内の工業化ロボット部と対戦するはめになるわけですが、技術力はあっても、金も信頼もないため、材料やら器具やらを黙って借りたりなんだりと、引き起こす騒動が楽しい。いや、楽しいのは、巻き込まれて、割を食らう勇の様子かもしれないけど。
議論の最中には、さりげなく本格的なロボット要素もあったりしますが、拘りがロボットとしての性能よりも、みかタンの可愛さに徹底している部分というネジのずれ方が素敵です。

ただ、いい味を出しているのは、「未科研」の面々よりも、勇のクラスの委員長ですね。メガネに三つ編みと非常に真面目なため、「未科研」に入部した勇の行動にあきれつつも、心配しているところが、何ともいい感じです。誰が相手でもビシっと立ち向かうのに、お姉ちゃんには逆らえない姿にも萌えますね。
みかタンを可愛がってる勇の姿には、変態と思っていながらも、何気なく気遣ったりしてて、まだまだお互い自覚はないけれど、ちょっとずつ惹かれあってるんじゃないかなあと思ったり。

今後はロボットとの戦いを経て、徐々にみかタンの能力がアップしていくんだろうなと思いますが、そうなると、みかタンとの交流がやっぱりメインになっちゃうのかな。それで終わっちゃ楽しくないので、できれば委員長にも「未科研」に入ってもらいたいなあなんて思ったりしますが、どうなるでしょう。
想像するだけで楽しくなってきちゃうだけに、続きが楽しみです。

ぼくらのみかたん。―黒森高校未科研です - 富永 浩史

ぼくらのみかたん。―黒森高校未科研です
富永 浩史

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著者:富永浩史 ぼくらのみかたん。―黒森高校未科研です価格:¥ 588(税込)発

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