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[花凰神也] 死神とチョコレート・パフェ

空から落ちてきたモノを頭に受け、死にかけていた神名を助けてくれたのは死神のナギだった。だが、実は神名はそこで死ぬ予定だったのだ。
このままでは輪廻に狂いが生じるとして、誤って助けてしまった神名の命を人知れず狙うために、ナギは神名の学校へ転校してきたが……

命を狙われるものと狙うものが繰り広げるラブコメ。こういった軽い感じの物語って好きだなあ。幾度となく出てくる二人 + 武器(ベルちゃん)の会話が面白いです。お金に汚い神名の姿勢の貫き方や、ナギのドジっ子さにニヤケてしまいます。ふくれてるナギのイラストがかわいいと思ったのは内緒。

個人的には、魂の管理局は 9時から 5時までという設定は秀逸だと思う。昼間は戦い、夜は共に過ごすと言うふたりの関係に無理がない。戦いのシーンでは毎回ニヤニヤさせられ、戦い以外のところでは少しずつ相手に近づいていく感じがたまりません。ベタだけれど甘すぎず、すっきりした感じがとても素敵。
人に見られたら記憶を消せばいいんじゃ……とか思わなくもなかったけれど、まあ新人の死神ってことで。

最後の方は若干シリアスになりますが、そんな中でもコミカルさを忘れないところがこの物語のいいところですね。期待を裏切らないぐらい予想通りの展開を披露してくれますが、冷めることなく読めるからすごい。ナギの上司であるイリスの粋な計らいと、お約束に乾杯。
さわやかな読後感を与えてくれる作品だったので、続きが出るのであれば、大いに期待したいです。
第十八回ファンタジア長編小説大賞の準入選作品。

死神とチョコレート・パフェ (富士見ファンタジア文庫) - 花凰 神也

死神とチョコレート・パフェ (富士見ファンタジア文庫)
花凰 神也

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