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[風見周] 殺×愛 4 ― きるらぶ FOUR ―

回収された生徒たちの分までも、我々には楽しむ義務がある!先輩が高らかに宣言した。
「第四四回・桜ヶ丘高校学園祭 桜花祭を開催するッッッ!」
いつものごとく無関心を決めていた僕だけど、気がつけば巻き込まれていた。
よりによって学園祭実行委員になるなんて……

より「らぶ」に重点がおかれた感じの物語。学園祭ということで普段よりもクラスメイトの活躍が目立つ。233通ものラブレターを送る猿渡とか、地味に迷惑な学園祭テロリストαとか。学園祭の雰囲気がとても楽しい。

シリーズを通して少しずつ変化していたヒソカの心境ですが、学園祭というスパイスが効いてる様子が顕著に出ている気がします。物事を捻って見るわりに寂しがり屋だからなあ。ちょっと来夏があざとい気がするけど、これもまたひとつの要因かな。向き合うことを余儀なくされたとき、今までどうしていたのかがわからなくなるなんて、これはもうひとつの感情しかないですよね。

それだけにラストがきつい。来夏の言葉で心の底に沈めていた感情が浮かび上がってしまったことが。
決め手はおそらく ARICE の話を聞いてしまったことでしょう。そこから派生するのは、絶望以外にないでしょう。次はシリアスな物語になるのかもしれません。

ちなみに一番素敵なキャラだと思ったのはいいんちょです。
「この眼鏡が伊達ではないところをお目に掛けますっ!」ってあんたすげえよ!

殺×愛4―きるらぶFOUR - 風見 周
殺×愛4―きるらぶFOUR
風見 周

富士見書房(文庫)
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