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[元長柾木] ヤクザガール・ミサイルハート

外国人である自分に不利な土地勘を利用されて、いつの間にか、路地裏に追い詰められていた。絡まれていた女の子を助けたことに後悔はないけれど、八対一では逃げ場がないのはきつい。殴られ、蹴られ、恐怖が頂点に達したとき、攻撃が止まった。
恐る恐る顔を上げると、少女が男たちに刀を突きつけていた。左頬にタトゥーを入れた少女が……

現代の広島が舞台ですが、実際のところは異世界という感じかな。愚者殲滅党というヤクザの鉄砲玉であるアカリと、日本を訪れたアメリカ人の少年アドルファスのボーイ・ミーツ・ガール。

鉄砲玉である少女がかわいそうだという押し付けがましい正義感で動くアドルファスを、やめときゃいいのにと思いながら読んでいたわけですが、説明されればちゃんと理解していくところが意外でした。とはいえ、変化球で攻めてくるところに子供らしい一直線さを感じますが、成長ものともいえるかも。

何といっても熱いのは、ヤクザ同士の抗争。任侠風味がありますが、始まってしまえばそこは異能者同士の強烈なバトルです。息をつく暇もないぐらい圧倒されます。すごいすごい。面白い。
やや都合の良いアイテムがあったりしますが、興ざめすることなんてありませんでした。かっこいいなあ。

一番良かったのは、アカリの心の動きですね。他の世界を知らなかった者が少しずつ人の心を感じて揺れ動く様が、とてもいい。頑なだった少女が、狼狽する姿がとても微笑ましく、気がつけばやられてしまいます。ああ、もう、何でこんなに可愛くなってるんだよ!
続きがはげしく気になるところです。

さりげなく気になったことは、アドルファスが使用人のヘイゼルかな。「思春期のあれこれ」で納得するところは只者じゃない。よき理解者であることは間違い無さそうですが、ひょっとしたら何か隠し持っているのかも……と思うのは穿ちすぎかしら。

ヤクザガール・ミサイルハート - 元長 柾木

ヤクザガール・ミサイルハート
元長 柾木

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元長柾木

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ヤクザガール・ミサイルハート 元長柾木 竹書房ゼータ文庫 from ねれの巣 2006-09-24 (日) 05:24
なんとも、主人公の男の子が気に入らない。戦闘シーンとか、異世界風味の現実世界とか
ヤクザガール・ミサイルハート/元長柾木 from 本を読みながら日記をつけるBlog 2006-09-24 (日) 10:10
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