「妖精」の取引現場で囮捜査をしていたケイは、同僚を殺された。
どうやらその「妖精」はあちらの世界でも重要な地位を持つらしく、あちらの世界とこちらの世界をつなぐ「ミラージュ・ゲート」を通じて、騎士が派遣されてきた。
何の因果か、派遣されてきた騎士、ティラナと共に妖精を追うことになったケイだが……
サスペンスな展開といい、盛り上げ方といい、ちょっとアンダーグラウンドな冒険小説といったほうがいい感じ。あとがきの「アメリカで放送されたドラマのノベライズ」という言葉を思わず信じてしまいそうになるほどのエンタテインメント作品でした。
これはいい。面白い。
印象に残ったのは、ティラナが剣を置いていったシーンでしょうか。
パートナーとして組んだ男を信頼する行動を決意したティラナ。そのことに気づいたケイ。
異世界の人間とのコミュニケーションの困難さを乗り越えたあの場面は、後半への大いなる架け橋でした。むろんラストにも。
あの最後の屋上のシーンは忘れられない。
できればティラナの視点からの物語も読んでみたいと思いましたね。
今後も期待したいです。
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きぬたさとし
Home > ライトノベル > [きぬたさとし][賀東招二] ドラグネット・ミラージュ
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