Home > ライトノベル > [白鳥士郎] 蒼海ガールズ!(2)

[白鳥士郎] 蒼海ガールズ!(2)

「恩返しとか、借りを返すとか、そういうことではなくて……いえ、そういうことも少しはあるかもしれませんが……でも、それ以上に―」
真正面からファムの顔を見て、言う。
「それ以上に、わたしは<ビシャスウホース>のみんなを……仲間を守りたいのです!」

世界最強の海軍を有するアラミス王国の軍艦―200人の女で構成された男子禁制の軍艦に乗り込むことになった皇子・シューフェンが、仲間と繰り広げるドキドキな船上とドキドキな戦場を描く冒険物語の第二弾。今回は、事故によって無人島に立ち寄ることになったら、そこでさらなるトラブルが……というお話。

やばい。自分がやばい。
なんで、男の子がいじられる姿を見て、こんなにドキドキしちゃうんだろう。こんなに可愛く見えてしまうんだろう。
男は貴重だからと、至れり尽くせり状態から始まるきゃっきゃうふふ模様を見てると、女の子達も楽しそうだし、さらには、あの厳格だった副長まで……ニヤニヤしっぱなしだった。

そんなこんなで楽しい毎日ながらも、シューとしてはみんなの役に立てないことに、疎外感と焦燥感を感じて……という迷いを描きながらも、役に立つ云々ではなく、仲間だからという思いが伝わってくる展開がとてもよかった。

それ以上に良かったのは、帆船での戦い模様でした。ちょっと軽いタッチのコミカルなやり取りから、一気に熱くなるから素晴らしい。無人島と思わせておきながら実は……と始まる戦いで、圧倒的不利な状況を覆す、あの駆け引きはやられました。やっぱ、船長は一枚上手だわ。

個人的には、もうちょっと帆船のお話が出てきてくれたら最高なんだけどなあと思いつつ、最後にいきなりラブコメな予感をさせてくれたからたまりません。ああ、この鈍いふたりが、思いを自覚するのはいつなんだろう。とても楽しみですね。

蒼海ガールズ!2 (GA文庫) - 白鳥 士郎

蒼海ガールズ!2 (GA文庫)
白鳥 士郎

ソフトバンククリエイティブ(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[白鳥士郎] [GA文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [白鳥士郎] 蒼海ガールズ!(2)

Trackback:1

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3396
Listed below are links to weblogs that reference
[白鳥士郎] 蒼海ガールズ!(2) from booklines.net
蒼海ガールズ!2 The Mistress of Blue Water ep.† †Deux semarines de vacances† from お亀納豆のライトノベルまっしぐら 2009-11-19 (木) 10:44
著:白鳥 士郎 イラスト:やすゆき 「鳥だ!」「臼砲弾だ!」「いや、バカだ!」 約一週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙はシューたんとビシャスホースの艦長...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [白鳥士郎] 蒼海ガールズ!(2)

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top