「この鎖は、縛るためにあるんじゃない」
そこに込められた本当の意味を、言い放つ。
「この鎖は―“絆を繋ぐ”ために在るんだよっ!」
世界の乱す"ノイズ"を人知れず倒す魔法少女たちのお話の第九弾。今回は、彼方と留真が依の家に招待されてお泊りしてたら、今までとは違う新たなノイズに遭遇して……という新章スタートです。
やっぱり本編は熱くて面白い!
短編集の時のような、何があるわけでもなく、セクハラ三昧と恋する思いが見え隠れするお泊りの様子は、楽しくもあるんだけど、心を奮わせてくれるのは、やっぱり人の思いなんですよね。
これまで以上に強いノイズが現れたとき、はたして対応出来るか。
かなたんが大いなる力を発揮して、留真もまた独り立ちできる強さを見せ始めて、年齢の衣あり、どちらかというと遅れを取り始めていた依が、ついに直面する現実は、あまりに辛い。置いていかれるだけならまだしも、足手まといになるなんて……
魔法少女が倒れるのは、敵にやられるからではなく、心を折られるからだと思うばかりの展開に心痛むものがありましたが、そんな依を信じた留真が素晴らしかった。そうだよ、依さんは力だけじゃない、みんなの頼れるお姉さんという支えなんだよ!
依のオリジンキーである「リンカーズ」が意味する「繋がるもの」が見せる思いと、皆の前に戻ってきた依の姿に、じわりとさせられました。
いやあ、ほんと良かった。
これまでと違った感じのノイズが出てきているので、たとえかなたんであろうとも油断できないと思うけど、三人が力を合わせれば、さらにいいんちょやエフェクトといった仲間がいれば、だいじょうぶだよね。うんうん。
ちなみに今回の素敵イラストは、羊とオオカミが仲良く寝てるシーンです。何この癒し系。
おと×まほ 9 (GA文庫)
白瀬 修
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