「馬鹿だなぁニャル子は、そんな偶然あるわけないだろ」
「ですよねーあははー」
「当たり前だろ、ははは」
「……」
「……」
「……今まで目立たないキャラが急にスポット浴びると、絶対何かありますよね」
「おいやめろよ、すげー不安だけど黙ってたのに」
普通の高校生である真尋と、彼を護衛するために地球にやってきたクトゥルー神話において高位の邪神とされるニャルラトホテプ、通称ニャル子さんが繰り広げるドタバタコメディの第三弾。今回は、精神交換を種族イースの企みを阻止しようとしたら、ドジっ子イースのせいで、真尋とニャル子の精神が入れ替わって……、というお話。
小ネタ満載の漫才模様がとても楽しい。単なる勢いのボケかと思ったら実は……ってのに気づいたときの破壊力はやばいですね。顔がにやけてしょうがないです。
今回は精神交換機なるものを持ってきた種族のせいで騒動が起きるわけですが……普通なら入れ替わりで喜ぶのは男の方だろうに、期待を裏切らないニャル子さんの暴走っぷりが楽しかった。はじめは自分の体だからと、ツッコミを自重していた真尋が、だんだんと遠慮無くなるところにニヤニヤです。「計画通り」は真尋の悪人顔が目に浮かんだ。
イースの強行派の黒幕の思惑は、なんて言うか、ある意味タイムリー(?)な話題でしたけど、こうしてみせられると、とてもくだらないなあと思うのは、感情的に騒いでるだけにしか見えないからかな。
まあ、そのあたりはどうでもいいとして、予め伏線といっておいたことがホントに伏線になったりするお約束っぷりがとても面白かった。
それにしても、ニャル子さんの熱烈なアプローチがあるのに、あまりラブコメって感じがしませんが、なんだかんだで面倒見のいい真尋を見ていると、ニヤりとしてしまいますね。なまら情熱なアレのおかげで、ひょっとしたら意識が変わったりするのかなーなんて思ってたら、ラストでびっくり。
……どうなるの、これ?
這いよれ! ニャル子さん 3 (GA文庫 あ 5-3)
逢空 万太
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- 著:逢空 万太 イラスト:狐印 「いえ、これは真尋さんのお宅に備蓄してあったルーですよ」 「え、嘘だろ?味が違うし」 「本当ですよ。ただし、もう一つ別の...







