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[白鳥士郎] 蒼海ガールズ!

「私たちにとって、船とは、自分自身の弱さを乗り越えるためのものに他ならない。梃子と滑車を使えば、力の不足は補える。帆を張れば、誰よりも速く帆走ることができる。包を扱えば、どんな敵をも打ち倒すことができる。この<ビシャスホース>と、それを操る乗組員の技量こそ、私たちアラミスの船乗りが数百年かけて道びき出した答えなんだよ」

国を追われ、行方をくらますために女装した皇子・シューフェンが、漂流していたところを救助してくれたのは、世界最強の海軍を有するアラミス王国の軍艦だった。だが、アラミス少女艦隊は、少女だけで構成されている男子禁制。男とばれたら死刑の状況で、唯一シューの正体を知る館長から提案されたのは、女のフリをすることだった!— 200人の少女に囲まれた船上で秘密を守りきることが出来るのか?船上な戦場で繰り広げられるドキドキなボーイミーツガール。

これは楽しい。
男子禁制だけど、下手な少女より美しいってことで、みなに可愛がられたり、女でもいいという人にはセクハラされたりな様子には、正体を知っているとニヤニヤしちゃいますね。バレたらどうしようというのは命だけじゃなく貞操の意味でも危ないなあと思ったりして、またニヤリ。

とまあ、楽しきラブコメ模様をみせながらも、軍艦である帆船についても結構しっかり書かれてて、教育がかりであるわらわに連れていかれて、説教されながらお勉強していくところは、最近帆船付いてる自分としては楽しかったり。ホーリーストーンって実際にあるんだよねー。
共に生活して、ともに苦難を乗り越えていくことで、だんだんと仲間になっていくところが、とてもよかったです。

もちろん、狭い空間で生活していくので、いざこざもあったりするわけで、このいざこざから……というのは、予想どおりのところもあるけれど、わかっていることを利用して盛り上げていく展開いいんだ。
その人にとって大きな秘密を取り出すほど、大切な思いがある。そんな共有意識を作り上げていく人間関係がよかったです。

それにしても、鈍い男と鈍い女の恋ってのは楽しいなあ。お互い意識しあいながら、でもその思いが何なのかわからないというもどかしさは、個人的に大好きなニヤニヤ感なので、シリーズになってくれたら嬉しいですね。うまくすれば、三角とか四角とかありそうで、すっごい楽しくなりそう。

蒼海ガールズ! (GA文庫) - 白鳥 士郎

蒼海ガールズ! (GA文庫)
白鳥 士郎

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蒼海ガールズ! The Mistress of Blue Water ep.1 †Welcome aboard!† from お亀納豆のライトノベルまっしぐら 2009-10-18 (日) 22:49
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