「ちょ、ここは私がお借りしてるんだからクー子は別のどっか行きなさいよ!」
「ん、ここでいいなら別に。来客用の布団があるから、あとで持ってくるよ」
「真尋さんはそれでいいんですか!?私がこいつの事を嫌いなのご存知でしょうに!?」
「うん、だからお前の嫌がる顔見てザマミロ&スカッとサワヤカな笑いがこみ上げてきそう」
「……あなた、本当に私を攻略する気あるんですか」
普通の高校生である真尋と、彼を護衛するために地球にやってきたクトゥルー神話において高位の邪神とされるニャルラトホテプ、通称ニャル子さんが繰り広げるドタバタコメディの第二弾。今回は、真尋たちの前に、クトゥグアのクー子さんが味方となってやってきて、というお話。
相変わらずのニャル子さん模様にニヤニヤしてしまう。真尋への好意は全開なんだけど、手段がずれてるのでサクっとされちゃうんですよね。わかっていても面白い掛け合いです。
ただ、ある程度パターン化してしまうと飽きるかも……と思ってたら、クー子が入ってきたことで面白い関係になってきましたよね。クー子→ニャル子→真尋という、一見、一方通行からなる関係は、好意と脅しと利害の一致で、うまいぐあいに三角関係(含む恋愛感情以外)になるから、笑えます。名前しか登場しない課長もいい味だしてるぜ。
とまあ、ラブコメ以外は話が進まないまま、中盤まで進むんですが、ま、話なんてあってないようなものか。幻夢境という地球人の集合無意識の場で、何者かが暴れてるってことで、三人で向かったら待ち受けてたのは……スケールがでかいのに、動機がみみっちいところがある意味リアルな気がしないでもない。大迷惑すぎるけど。
ひとまず地球の平和は守られて一息つきましたが、結局ニャル子とクー子を追い出せないどころか、引き続き住まわせることになった真尋がちょっとかわいそうに思わなくもない。ま、がんばれと他人事のようにつぶやいとく。
関係ないけど、だんだんとシャッタッ君が可愛く思えてきたのは、僕だけじゃないよね?
這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)
逢空 万太
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