「自分の音楽を認めさせるのは、簡単なことじゃない。ただし、君が言う通り、やる価値があることだ。オレは、そう信じている」
いやあ、面白かった!
今回も連作短編ですが、コミカルさ満載の中にも、音楽の厳しさと楽しさが伝わってくるお話ばかりでした。普段は傍若無人だけど、神曲を弾くときのダン・サリエルの格好良さったらないですね。
ポリフォニカシリーズにしては珍しく戦闘シーンがなかったダン・サリエルシリーズでしたが、今回は違いました。なんと、モモが羽をはやして戦うんですからね!にもかかわらず、笑いが止まらないから素晴らしいです。外で読んでたので大変危険でした。
とまあ、クスクスからプッっと吹き出すようなことまで、いろいろ笑わせていただきましたが、笑いだけではなく、悩める人たちの姿も描かれていました。
今回はアマディアの視点が中心だったんですが、音楽系の新人賞を取った幼なじみ・リジアに対する嫉妬するところは、ちょっとやるせなかった。あがり症であるが故に、演奏することに対して大きな憧れを持つのはよくわかるけど、アマディア自身、他の人から羨ましいと思われる才を持っているのに……。
本人の悩みを考えたら、無い物ねだりだと言ってしまうのは酷かもしれませんが、こういうときに、普段饒舌なダン・サリエルは寡黙になるんですよね。背中で語るというか、苦悩を抱えてそれでも前を向く姿を見せられたら……、アマディアからしたら先生と呼びたくなるよなあ。
いつかサリエルとアマディアのセッションを見てみたいですね。きっとそう遠くない日に見られるんじゃないかと、そう思います。
それにしても、今回初登場のドSプロデューサー・シャルマとサリエルの過去が気になるなあ。なんとなくわかるだけに、余計ですね。そのうちちゃんと語られることを期待して待ってようっと。
神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 (GA文庫 あ 4-2)
あざの 耕平
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- ジャラル 2009-04-20 (月) 12:14
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戦闘シーンで虎が「抱き枕」を連呼していましたが、これはGA文庫の作品を掲載した1号でポシャッタ『GAマガジン』に付録として付いていた「コーティカルテ抱き枕カバー」を指しているのだと思います。この付録のせいで買いにくいわ、かさばるわ、値段高くなるわ・・・1号でポシャッタのも納得できます(笑)。この巻の第一話はそのGAマガジンに掲載されたものです。どうやら、あざの先生も同意見のようですね。








