とあるライトノベルレーベルからデビューした新人作家・杉井ヒカル。彼を取り巻く先輩や同期の作家たちは、驚くことにみんな美少女だった!
――人間じゃないけど!!
著者である杉井光さんの現実半分・妄想半分みたいなお話ってところなんでしょうか。普段一緒に仕事してるらしいお仲間を、美少女な妖怪や男前な種馬、暴走する吸血鬼に見立てて、締め切りに追われながら、遊んだり遊んだり遊んだりしてるお話です。
ああ……、イヅナかわいいよイヅナ!狼の耳としっぽと言われれば、誰だか一目瞭然ですが、ツンデレっぷりが本当に可愛かった。ぐーたらしてはヒカルの部屋に入り浸る姿からは、好意が見え見えで、でも素直になれないから、何か言われるとすぐぷんぷん起こってしまう姿を見ていたら、現実は男だと知っているのに、それでもいいと思ってしまう僕がいた。
ただまあ、あの現実逃避っぷりを見てると、仕事しようよと言いたくなるけど。物語の続き、楽しみにしてるんだからね!
そんなイヅナとヒカルのラブコメも面白かったですが、先輩作家さんたちの暴走っぷりも面白い。ものすごい量の仕事を抱えながら、仲間のためなら一肌脱ぐ風姫屍鬼(≒風見周)の姿は格好良かったなあ。ちゃっかり仕事を押し付けるシタタカっぷりもニヤリとさせられてしまうものがあります。格好いいんだか悪いんだかよくわからない役どころの男爵ウーノ(≒あざの耕平)の暴走っぷりと償いも、うんうんと思うものがありました。なんか、こういう仲間がいるのっていいですよね。
ちなみにどんな登場人物がいるか、登場人物の元ネタとなった人が誰かってことについては、ネタ満載な「ばけらの!」元ネタ解説一覧 - 平和の温故知新@はてなを参照するといいです。
いやあ、楽しかった。作者さんのことをあんまり知らなくともラブコメ要素満載で楽しかったし、作者さんのことをブログ等で知っていたら、また別の楽しみがあるんじゃないかな。
作家作業は決して楽しいことだけじゃないと思うけど、こういう仲間と共にやっていけたら、乗り越えるのもちょっとだけ楽になるんじゃないかと、そう思いました。
続き……はさすがにないかな?出たら手を伸ばしちゃうと思うけど、さてさて。
ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
杉井 光
ソフトバンククリエイティブ(文庫)
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Comment:1
- まりん 2009-03-27 (金) 14:07
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「ばけらの!」読みました。たしかに面白かったんですが、どうも「伊佐と雪」とかぶるような気がして・・・。まぁ「伊佐と雪」は少し少女小説みたいなところがありますからジャンルがちょっと違うんですけど、ほら、あのウーノっていう吸血鬼がマンションの最上階のめちゃくちゃ広い部屋に住んでるところとか、陰陽師の亜里沙っていう女の人、なーんかヒメに似てますし。考えすぎでしょうか?







