「ね、ネグリジェって」
思わず、
「しっ、下着じゃないですかっ!?」
叫んでしまった。
それを聞いた丈君は人差し指を左右に振り、訂正してくる。
「違うぞ彼方。正しくは寝間着だ」
「っ、でも結局下着みたいなもんでしょう!?難易度高すぎますよっ、こんなの!」
「え?でも似合うと思うよ?」
「いいんちょっ、似合っちゃいけないんです!」
世界の乱す"ノイズ"を人知れず倒す魔法少女たちのお話の第五弾。今回は、モデルを依頼された彼方と付き添いのいいんちょが向かった都心で、先日まで敵だったエフェクトと出会い……というお話。
ああ、かなたん。君はどこまで流されていくんだ。レディースブティックのモデルって。しかもネグリジェ!
必死に逃げてるはずなのに、気づけば追い詰められて、しくしくと着替えるかなたんの様子に萌えてる自分を発見しました。どこかおかしいけど、追求はやめておく。
それにしても、かなたんがモデルやってるときの丈君やモエルのテンションの高さは、素晴らしいものがありますね。見習わないようにしないと。
で、都心へ出かけたときに、ノイズであるエフェクトと出会ったわけですが、敵だというのに、今までと違う様子に気づいて、ほうって置けなくなるところが、とてもかなたんらしい。まあ、モデルをさせられるかもという状況で、もしかしたら味方になってくれるかもという淡い期待があったのかもしれませんが、それでも、この信頼感が、より一層、仲間との絆を深めていくんだろうなと思いました。
残念ながらモデル時には、むしろ敵に回ってましたけどね!
今回は、正義の味方とは、みたいな感じのお話になってて、ノイズというだけで、はたして問答無用で倒していいのかというあたりが鍵となってましたが、うーん、でもこれは難しいよなあ。もともと敵ということで、魔法少女になったわけだから、かなたんみたいに割り切れるほうが珍しい気もする。
ただまあ、エフェクトを狙うチューナーも、ちょっと狂気じみたところがあったので、何ともいえなかったけど、手を出さないのであれば、「約束」を守るのであれば、それは仲間として扱う、かなたんの熱い心は胸に響きました。「笑うな!」の言葉にじんわり。
最後はちょっと悲しい出来事か……と思ったら、やってくれるぜ。おそらくは今後も活躍してくれることでしょう。あらたな魔法少女と共に、次はどんなお話を見せてくれるのか楽しみです。
おと×まほ 5 (GA文庫 し 2-5)
白瀬 修
ソフトバンククリエイティブ(文庫)
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