「俺はな、セヴン。別に謎が解きてぇわけでもねえし、死んだ女の復讐をしたいわけでもねえ。だがな、彼女がこいつを俺に託したんだとしたら、その信頼にだけは応える義務があるんじゃねえか?」
神曲奏界ポリフォニカのブラック・シリーズに登場した探偵・レオンガーラの物語第二弾。今回は、助けた女性にバイクを盗まれたら、次の日にその女性が屍体となって発見されて……というお話です。
相変わらずハードボイルドで格好いいなあ。例え、盗んだバイクで走り去った人であっても、意思を託されたのであれば、追い続ける姿に、男臭いものを感じます。まあ、側にいる猫姿のセヴェニエーラらしたら、これだから男って莫迦よね、とか思うんだろうけど。
そのセヴェニエーラがいい味出してくれてましたよねぇ。側にいても何もしてくれず、口だけは出すという感じだったのに、事件を追い進めるにつれて、ピンチの時には手助けしてくれるようになるんだから、いいツンデレさんです。普段はクールなのに、絶叫モノには怖くなっちゃうところに、にやり。
で、殺された女性と、その女性から託された鍵を持っていたら、次から次へと精霊が現れて、さらには怪しげなレプリカまで登場してと、きな臭さばかりが目立ちながらも、何がおきているのかさっぱりだったので、何とも言えないもどかしさがあったんですが、精霊の雇い主が登場したところで、すべてが繋がりました。
例え間違っているとわかっていても、人はひとすじの希望にすがってしまうものなんだなあというあたりに、やるせないものを感じます。
ただ、話の行方が見えてからが長かったからか、何ていうか、こう、言葉悪いけど、引き伸ばした感じを受けました。男たちの戦いなどは、非常に印象に残るんだけど、事件そのものが薄かったせいか、いろいろ物足りなかったです。ハードボイルドな魅力があるだけに、余計物足りなさを感じてしまうのかもしれません。
最後に真実を知り、それを止められなかったことを悔い、自らの手ですべてを終わらしたレオンの悲しみには、胸にくるものがありましたが、それでも、最後に悲劇にあった人の笑顔を感じることができたのは良かったです。
神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 2
大迫 純一
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- ジャラル 2008-05-21 (水) 10:44
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ハードボイルド探偵精霊レオンの活躍するシリーズも第二弾。『まぁぶる』で初登場のネコ型精霊セヴェニエーラと今回はライバル?殺し屋精霊も登場し、前作からのレギュラー、少女娼婦ロレッタもいい味出してます。ただ、今回の事件は「精霊が神曲楽師を裏切る」という、ある意味で「神曲奏界ポリフォニカ シリーズ」のタブーを書いています。「死人を復活させる」という最大のタブーの影に隠れてしまっているので、あまり目立ちませんが、そこの所は詳細に書いて貰いたかったですね。楽師と別れても彼女達を大切に思うレオンなら、今回の裏切り精霊(正直、殺し屋よりも反感持ちました)を論破できると思うので。順番だと今度はポリ赤か黒かな?





