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[大迫純一] 神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック

二年前。マティアの昇進祝いの帰り道で、ふたりはシェリカと名乗るひとりの少女と出会った。人見知りするマティアが、浮浪児である少女を家に連れて帰り、あまつさえ笑顔まで見せるとは、と驚いたマナガだが、二人の様子を微笑ましく思っていた。だが、そろそろ彼女のことも聞かねばならない。シェリカもまた、自分の思いを伝えたいと思ったらしく、口火を切った。
あたしの親は、いま、刑務所にいる……だが、無罪なのだ、と……

マティアが警部に昇進した日に、父親の無実を信じて孤独に生き延びてきた少女シェリカと出会って、というお話。

現行犯での出会いとは、とても印象的ですが、そこまでシャリカに惹かれた理由が、いまいち伝わってこなかったけど、同年代齢の女の子ってのは、嬉しい存在だったのかもしれませんね。人見知りするマティアのことを考えると、友人ができるってことは、喜ばしい事ですが、自分にだけ向けられてた笑顔が、他の人にも向けられることを寂しく思うマナガに、哀愁を感じました。

実は、シェリカには、とある事件と関わりがあって、ということで、マティアたちが動き始めるんですが、うーん、このあたりはちょっとなあ。いや、手をつけるところまでは、私情があっても別にいいんだけど、ビデオに映っていたという、あのわずかな心証だけで、あそこまで疑いを持つってのは、ちょっとしっくりこなかった。

とはいえ、事件として見つめ直していき、ひとつひとつ検証した上で、相手を追い詰めていく展開は、面白かったです。一枚の写真、そして一枚の絵。家族の愛情が事件を解決に導いたといっても、過言じゃないですよね。
言い逃れしようとする相手の逃げ道が、塞がっていく過程ににやり。

前半はちょっと物足りないところがあったけど、後半で一気にもってきてくれて、面白かったですね。
特に、今までマナガ以外に感情を表に出さなかったマティアの心を揺さぶってくれる存在が出てきてくれたのは嬉しいですね。嬉しさで涙するマティアと、わけ判らないといいながら抱きしめるシェリカの関係が素敵でした。

今後はこの三人でいろいろ動くのかな。元気のいいシェリカなので、ふたりをどういう具合に振り回してくれるか、楽しみです。

神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック - 大迫 純一

神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック
大迫 純一

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神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック 大迫純一 from 本を読みながら日記をつけるBlog 2008-04-04 (金) 23:11
もともとはキネティック版に収録されていた2編のうちの1つですが、かなりの修正加筆が加えられてボリュームも結構あります。

Comment:2

ジャラル 2008-02-20 (水) 11:39

今回の話は先に発売した絵+台詞の見るノベル「キネテック・ノベル」で発売された物の第2話を小説化したものです。ちなみに第1話が繰り返し語られている飛行機事故の件です。こちらも小説化してほしいものです。
今回のゲストヒロインの元気娘シェリカですが・・・このままいくと「スケベ精霊」のレオンあたりが契約迫りそうな気がします(笑)。

deltazulu 2008-03-11 (火) 09:59

遅くなりましてすみません。
この作品がキネテックノベルだってことは知ってましたが、第二話だとは知りませんでした。
一話が見てみたい……。早く小説化してくれないかしら。

> レオンあたりが契約迫りそうな気がします(笑)

いやー、レオンは大人の女性に……と思ったけど、マティア狙ってたか。ありえそうですね(笑)

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