薄暗い路地裏で、男たちに襲われそうになっていた女の子を助けたら、なんと、彼女は俺を探していたらしい。コレアル神曲学院に入学した妹と二週間以上連絡が取れない。学院や警察に相談したものの、動いてくれる形跡がないので、どうか探してほしいというセナ・メイリンの妹への愛情と涙を見たら、引き受けないわけにはいかない。
だが、調査を始めたら、ことは一生徒の問題では済まなかった。なんと、この町ではすでに十数件の誘拐事件が発生していたのだ……
神曲奏界ポリフォニカのブラック・シリーズに登場した探偵レオンガーラを主役としたお話です。ポロフォニカシリーズとしては異色で(だから色なしなのか)、まさに「レオンの物語」というべきお話になってます。
いやあ、これは格好いいな。言動には軽さを見せつつも、中身はハードボイルドな探偵ものでした。困難な道のりを精霊の力で押し通すあたりは、さすがレオンと言いたくなるものがありますね。
女の涙に弱いところもレオンらしいですが、そんな中、警官であるアレクシアとの距離感は、絶妙なものがありました。警察という立場から、レオンに協力できないところがあるんですが、さりげなく目をつぶってくれるアレクシアの優しさや、彼女の好意に甘えつつ、甘えすぎず、結果を出すレオンの行動に、お互いの信頼感が見えます。この二人のやり取りだけで、読んで良かったと思いました。
連続誘拐事件の犯人が何を考えているか、ということについては、比較的早い段階から見えるんですが、事件を追う過程で、いろいろな女生との関係が見えるところにニヤリ。こういうのをいやらしく見せないところが素敵だなあ、レオン。とはいえ、切ないものも見えるんですが……。
事件の動機については、精霊ならではというところですが、追い詰めてからの展開はちょっと長いかなあ。相手の事情も見せてくれるのはありがたいですが、もうちょっと、こう、サクっといってほしかったかも。
とはいえ、とても面白かったです。これはぜひシリーズ化を希望したいところですね。
神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター
大迫 純一
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- ジャラル 2007-11-21 (水) 11:10
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ブラックシリーズのプレイボーイ?精霊探偵レオンのスピンオフ作品です。女性にモテル? 彼らしく、依頼人・友人(格闘技のできる娼婦!)・女刑事と美女とからんでいきます。イラストが、『コールド・ゲヘナ』、『スカーレット・ウィザード』等の作品の忍 青龍先生の久々の復帰なので、次巻があればまた読みたいですね。








