「このままだと—」
ペルセルテが両方の拳を握りしめて呻くように言った。
「この後『実は部屋をとってあるんだ』とか言って雪崩れ込むパターンですね……!」
「むう。ああ見えてあの小役人め、結構手慣れているらしい—なかなか手際がいい」
コーティカルテも頷く。彼女は傍らを振り返って付け加えるように言った。
「フォロン、少しは見習え」
「な……何を!?」
今回は短編集。フォロンが好きなマンガのヒロインをコーティ真似たり、亡霊列車事件を追ったり、レンバルトがフォロンへ向ける思いの一片が見れたり、ユフィンリーの色っぽい姿が……などなど、六編が収録されています。
うーん。いや、つまらないというわけじゃないんですが、一編一編が短いせいか、物足りなく感じます。特にレンバルトがフォロンと出会った頃のお話は、もっと読みたかった。何でもできてしまうが故に熱くなれなかった男が、どちらかといえば落ちこぼれ気味な生徒であるフォロンの才能を垣間見て嫉妬するところとか、すごい伝わってくるものがあったんですよね。あのあと、どうやって仲良くなっていったのかは、とても興味深い。
楽しいという点では、コーティがフォロンの好きなマンガを参考にツンデレというものを演じるお話が良かったなあ。テンプレなツンっぷりを見せたら、言葉を真に受けてフォロンが落ち込み、それをみて、あわわあわわするコーティの可愛いこと可愛いこと。
デフォでツンデレなのに、さらにツンデレを演じようとするちぐはぐさが楽しかったです。
ただなあ、二編ほどアニメに登場するキャラを使ってのお話があったんですが、一編はともかく、ピーピングするほうのお話は、アニメみてないと、さっぱりなので正直楽しめませんでした。せめて何らかの説明がほしかった……。
次の短編集にそのあたりの話は収録されるらしいけど、今回の作品を次の短編集に、次の短編集に収録される話を今回の作品に収録してくれれば良かったのに。なんで逆にできなかったんだろう?と不思議に思います。
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Comment:2
- gosuke75 2009-04-25 (土) 00:15
-
これここで言っちゃっていいのかどうか分かりませんので、さっと一瞥したら削除してもらって構わないのですが。
>言葉を目の当たりにしてフォロンが落ち込み
「目の当たりにして」ではなく「真に受けて」ではないのですか?
- deltazulu 2009-04-25 (土) 07:08
-
そうですそうです。意味が違いますよね(汗
修正しました。ありがとうございます!







