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[機本伸司] 神様のパズル

ゼミの担当教授から頼まれたことは、不登校の穂瑞をゼミに参加させるよう連絡をつけること。留年ぎりぎりの成績の身としては、少しでも点数を稼いでおきたいところなので、天才少女と謳われていた彼女に会いに行ったが、追い返されてしまった。
腹いせのようにぼくは「宇宙が無から生まれたのであれば、無から宇宙を作ることはできるのか?」と疑問をぶつけたところ、彼女はゼミに現れ、宇宙を作ることを宣言したのだが……

わりとハードな SF のようですが、実際には少年(大学生だから青年?)と少女の成長を描いた青春小説という部分が結構ある。ここで琴線に触れてしまったので止まりませんでした。

ポンポンと難しい話が出て来るけれど、主人公の知識が読んでる自分と同じぐらいなので、良いタイミングで「何それ?」と質問してくれるから、さっぱりわからないと言うことはない。
物理学にしろ数学にしろ専門ではないので、わからないことも多かったんですが、面白かったなあ。

読後感が新鮮な作品でもあります。すっきりしているんだけど、どこか切ない。いや、違うな。寂しいという感じかな。ほんと良かった。
第三回小松左京賞受賞作。

神様のパズル - 機本 伸司
神様のパズル
機本 伸司

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機本伸司

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