Home > SF・ホラー・サスペンス > [機本伸司] 神様のパズル

[機本伸司] 神様のパズル

ゼミの担当教授から頼まれたことは、不登校の穂瑞をゼミに参加させるよう連絡をつけること。留年ぎりぎりの成績の身としては、少しでも点数を稼いでおきたいところなので、天才少女と謳われていた彼女に会いに行ったが、追い返されてしまった。
腹いせのようにぼくは「宇宙が無から生まれたのであれば、無から宇宙を作ることはできるのか?」と疑問をぶつけたところ、彼女はゼミに現れ、宇宙を作ることを宣言したのだが……

わりとハードな SF のようですが、実際には少年(大学生だから青年?)と少女の成長を描いた青春小説という部分が結構ある。ここで琴線に触れてしまったので止まりませんでした。

ポンポンと難しい話が出て来るけれど、主人公の知識が読んでる自分と同じぐらいなので、良いタイミングで「何それ?」と質問してくれるから、さっぱりわからないと言うことはない。
物理学にしろ数学にしろ専門ではないので、わからないことも多かったんですが、面白かったなあ。

読後感が新鮮な作品でもあります。すっきりしているんだけど、どこか切ない。いや、違うな。寂しいという感じかな。ほんと良かった。
第三回小松左京賞受賞作。

神様のパズル - 機本 伸司
神様のパズル
機本 伸司

角川春樹事務所(文庫)
Amazon | bk1

booklines エントリー
機本伸司

Home > SF・ホラー・サスペンス > [機本伸司] 神様のパズル

Trackback:4

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/855
Listed below are links to weblogs that reference
[機本伸司] 神様のパズル from booklines.net
『神様のパズル』 from Sentence11 2006-05-23 (火) 23:13
(ハルキ文庫より。 著:機本伸司) 表紙がアニメぽかったので躊躇いながらも、 紹介文の「宇宙は作ることはできるのか?」が気になり購入。 買っ...
神様のパズル 機本伸司 from 48億の個人的な妄想 2006-07-16 (日) 00:35
「私の発想を刺激するには、君の無知と非常識が頼りだ」留年寸前の僕が担当教授から命
機本伸司『神様のパズル』(ハルキ文庫) from 書評風-読んだら軒並みブックレビュー 2006-09-27 (水) 10:36
機本伸司『神様のパズル』を読んだ。 キラキラしたアニメのような表紙ほどに気楽な作...
機本伸司:「神様のパズル」 from りょーちの駄文と書評 2006-11-17 (金) 11:06
神様のパズルposted with amazlet on 06.11.16機本 伸司 角川春樹事務所 売り上げランキング: 89434Amazon.co....

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > SF・ホラー・サスペンス > [機本伸司] 神様のパズル

Search
お気に入り

本を読むことで、滋養と時を操る力を得る「時載り」一族。読書よりも遊ぶことのほうが大好きという、おしゃまな女の子・時載りのリンネと、彼女に振り回される男の子・久高が繰り広げる冒険物語。

時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1)時載りリンネ! 2 (2) (角川スニーカー文庫 203-2)時載りリンネ! 3  ささやきのクローゼット (角川文庫―角川スニーカー文庫)

わくわくするような大冒険がしてみたいな」というリンネの言葉どおり、読んでるこちらまで子供心に戻り、ワクワクさせてくれるシリーズですね。リンネとその仲間たちの魅力を、余すことなく伝えてくれる久高の語り口も素敵です。どの年代の人が読んでも楽しめる最高のジュブナイルです。→感想


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想


心を閉ざした次期皇妃ファナと最貧民層に生まれた少年シャルルが飛ぶ一万二千キロの空の旅。

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)

お互いに少しずつ心を開いていく展開がとても素敵でした。温かさと切なさ溢れる描写だけでなく、手に汗にぎるドッグファイトも見逃せません。最高級のボーイ・ミーツ・ガールです。→感想


「女はなにも手にできない」という現実の中、貴族の少女マリアと侍女アッシャが上を目指そうとするお話です。

征服娘。 (集英社スーパーダッシュ文庫 (か12-1))

少女が世界を手に取るというお話が空想じゃなくリアルに見える。仲間を得て、経験から成長していく姿に魅力を感じますね。続きが待ち遠しくてなりません。→感想

なかのひと

Page Top