慌てて隣を見ると、キョウが俺から顔を背けながら手を絡めてきた。
「……キョウ……?」
「な、なによ。こうしたかったんでしょ?」
「いや、まあそうだけど、さっき拒否られたから嫌なのかなと思ってたんだけど……」
「……別に嫌じゃないわよ。ただ周りに人がいたから……」
幼い頃から災難に遭うことの多く、死があまりにも近い存在である笹倉恭也を守るため、死を管理する機関から死神の女の子・キョウがやってきて一緒に住むことに、というラブコメディ。今回は、死に対する意識の違いから、二人がギクシャクする中、ココロが不穏な動きを初めて……というお話。
これは楽しくも、もどかしい。
何かあるとキョウの逆鱗に触れて、見えない刀でぶったたかれるというお約束もいいけど、二人っきりになったときだけ見せるキョウのデレっぷりがたまらない。ああ、普段から素直になってくれればいいのに!と思うばかり。
時に死神としての立場から、ギクシャクすることもあるし、悩むこともあるんだけど、それぞれが支えになって乗り越えようとするシーンが良かった。
そんな感じでふたりはいいんだけど、ココロがなあ。思わせぶりな発言をしては、怪しい行動をして、でも何をやっているかは明かされずという繰り返しは、正直イラっとくるものがあった。
あれだけ重要そうなことを口にしておきながら、何も聞くなってのはどうかと思ったけど、知りたいという欲求を逆手にとった一言が毒のように入り込んでいくところはいい感じでした。あのシーンが一番ゾクゾクしたなあ。
ココロの様子に狂気を感じてたら、まさか恭也が……という展開でしたけど、あれで逃すとは、うーん。まあ、ココロだけでなく、そのほかの人も、恭也とキョウの関係に注目してるようなので、今後何が降りかかってくるかわからないですね。
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