「つまり……おまえはもともとは普通のペンギンで、誰かに改造されてサイボーグみたいな身体になったってことか?一から科学で組み上げられた存在じゃなくて」
「ま、そうなる」
「誰に改造されたんだ」
「赤面党……って知ってるか?」
幼なじみに付き合わされて、街に伝わる伝説「クビナシ様」を求めて、白首山へ登ったら、そこには謎の秘密結社「赤面党」が暗躍していて……眠っている埋蔵金、しゃべるペンギン、クビナシ様の伝説など、バラバラな要素が絡み合って、意外な物語となるお話です。
これは面白かった!
元気で明るい幼なじみに振り回される様子にニヤつきつつ、でも彼女は何かを隠していて、さらに白首山で見つけた「モノ」は新たなる謎を呼んで。
なんだろうなんだろうと疑問に思うことが出てきてるのに、次の章に入ったら、別の話が始まってしまうので、気になりつつ、置いてけぼりになりつつ、各話が面白いので入り込みつつと、どこかチグハグな印象だったんですが、最後に一気にきたなー。すべてがカチっとハマるような感覚にやられました。
そうか、それで一番はじめに繋がるのか!
そこいら中に散りばめられたキーワードで気づけなかった自分が悔しく、やられたことが嬉しかったりする。
たった一ページで、あるいはたった一行で、衝撃が走るお話って大好きです。
ペンギン・サマー (一迅社文庫)
六塚 光
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