Home > ライトノベル > [入皐] ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約

[入皐] ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約

分かっている。ダリウスが求めているのは血だけだと。ダリウスは自分に恋愛感情など求めていない。
それがなんだか寂しくて、レイラは太ももの上で両手を握りしめた。
「……いいわ、来て」
血だけの繋がりでも良い。それでダリウスが側にいてくれるなら……

聖なる日に誕生し、浄化の力を宿す聖少女レイラ。彼女の奇蹟により、吸血鬼に咬まれたものの、太陽の下を歩くことができるようになったダリウスは、レイラの執事となった。そんな秘密を抱えた二人が、吸血鬼による殺人事件を追うお話です。

執事とお嬢様の恋。しかも聖少女と吸血鬼という禁じられた恋と言ってもいい間柄の恋愛模様ってのは、心惹かれるものがありますね。

まあ、ダリウスはお嬢様を護るために、という一心で側にいて、レイラは好意はあってもそれほど意識していなかったんですが、殺人事件を追ううちに、男の人と沿い遂げることを許されない聖少女でありながら恋をしていたという女の子を知り、恋とはどんなものかと意識し始めてから……思わず、くーと言いたくなる乙女心満載の揺れ具合でした。
調査の途中で商売女が寄ってきたときの嫉妬姿とか、ベタだけどいいです。

そしてなにより一番素晴らしいのは、吸血シーンでしょう!
それまで、レイラをみても色気を感じることはありませんでしたが、好きな人に吸われることの快感が伝わってきて、とても官能的でした。散々じらされただけに、余計印象に残ったのかも。

吸血鬼の起こした殺人事件を追ううちに見えてくるもうひとつの恋物語は切ないものがありましたが、このふたりには幸せをつかんでほしいな。

ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約 (一迅社文庫 アイリス い 2-1) - 入 皐

ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約 (一迅社文庫 アイリス い 2-1)
入 皐

一迅社(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[入皐] [一迅社文庫アイリス] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [入皐] ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約

Trackback:2

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2964
Listed below are links to weblogs that reference
[入皐] ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約 from booklines.net
『ヴァンパイア執事 お嬢様と血の密約』の感想 from 空夢ノート ミラーブログ 2009-08-08 (土) 20:20
『ヴァンパイア執事 お嬢様と血の密約』 入 皐 (池上紗京・挿画) 一迅社文庫アイリス 2009年3月1日 初版発行/¥590+税 ...
『ヴァンパイア執事 お嬢様と血の密約』の感想 from 空夢ノート 2009-08-08 (土) 21:05
『ヴァンパイア執事 お嬢様と血の密約』入 皐(池上紗京・挿画)一迅社文庫アイリス2009年3月1日 初版発行/¥590+税ダリウスが血を求めている……。己...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [入皐] ヴァンパイア執事―お嬢様と血の密約

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top