「じゃ、じゃあ、エリはどうなっちゃうんですか。元に戻るんですかっ?」
「エリさま戻ってこないと困る?」
「え、あ、いや、そりゃ、だって」
「ゆんゆんが抱きしめて耳元で名前を呼んであげたら戻るかも」
「なにを言いますかッ」
ユダの生まれ変わりだという祐太の前に、神の子を名乗る双子の聖少女、エリとレマ。さらには大天使ガブリエル、おまけに幼女化した魔王が集まってきて……借金まみれの居候たちが引き起こす騒動を描くシリーズの第二弾。今回は、聖霊がやってきたことで、エリとレマに消滅の危機がおとずれるお話です。
こんなこと書いていいのか?と読んでる最中に何度思ったことかわかりません。何となく知ってることや、ぜんぜん知らなかったことなどを、とてもわかりやすく教えてくれるんですが、全部下ネタだからなあ。関係者が知ったら……と思うとガクブルしつつ笑ってる僕がいる。
今回は聖霊の力により、エリとレマが融合してしまうという危機が訪れるんですが、肝心の聖霊をどうにかしようとすると、かばうエリの姿があったりして、はてなんでだろうと思ってたら……思わずにやりとさせられる。あー、もうツンツンしてるけど、エリはほんとカワイイな。甲斐甲斐しくお弁当作って、裕太の反応をうかがったりとか、そこここに、裕太への思いを感じてやばかったです。
そして祐太も、聖霊ハプニングでエリの気持ちを感じて……、にやにやが止まらなかった。
にやにやが止まらないといえば、某どっかの教皇が登場してましたが、これが素晴らしく変態でバカだったから面白かった。巻き込まれる裕太たちからしたらアレでしょうけど、大掛かりな技で姑息な成果を狙う性格が涙を誘いました。くだらなすぎて。
ま、それでも、あっちにはあっちの愛があったのよねってことで、ホッと一段落……したかと思ったら、まさかラストにこんな展開が待ち受けてたとはなあ。てっきり今回でお話が終わるのかと思うぐらい、いい感じの雰囲気になってたので、ガブリエルの身に降りかかったことは驚きました。おかしいとは思ってたんだけど、普通にスルーしてたので、勘違いだったのかと油断した。
物語が終わった後に掲載されてる「佐倉家のエイプリルフール」話が、面白くも切なくなりましたが、このまま祐太たちが引き下がってるわけはないですよね。もはや家族といってもいい、彼女のためにどう動いていくのか、とても楽しみです。
さくらファミリア! 2 (2) (一迅社文庫 す 1-3)
杉井 光
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- 神も悪魔もなぎ倒した借金大戦から一週間―― 天使も魔王も神の子も、ぼくに家事を押しつけ、楽しく居候生








