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[魁] 死神のキョウ(2)

「別に深い意味はないのよ?こういうとき許婚として側にいてあげる方が不自然じゃない。そうじゃないと周りが疑うというか変に思うかもしれないし……」
こいつなりに気をつかってくれているんだろうか。
「彼の穴を埋められるようになるには、まだ時間がかかると思うけど、あたしはあんたの側にいるから……」

幼い頃から災難に遭うことの多く、死があまりにも近い存在である笹倉恭也を守るため、死を管理する機関から死神の女の子・キョウがやってきて一緒に住むことに、というラブコメディ。今回は、キョウの妹分である幼女・ココロがやってきて、二人の間をかき回すお話です。

いやあ、楽しいなあ。ココロがキョウお姉さま大好き状態なので、恭也の存在を疎ましく思い、キョウやクラスメイトたちをうまく利用しては、恭也に対する心証を悪くすべく動くところが笑えます……って、これコミカルなお話じゃなかったら笑えないなあと、ふと思った。

まあ、恭也のことを信じてるキョウからしたら、怒る理由は、自分をないがしろにされたことぐらいですからね。まったくもって、素直じゃないんだから。序列戦の時の、姑息なことをしつつ、ちょっと期待するキョウの様子は、もうニヤニヤが止まらないです。
ま、そういう可愛さもありつつ、恭也がつらいときは傍にいてくれるという雰囲気も良かった。

死神見習いの研修でやってきたココロは、ただキョウにじゃれて、恭也の足を引っ張るだけだと思っていたんですが、ところどころで、様子がおかしくて、いったい何を目的としているんだろうと首をひねってましたが、キョウともう一人の死神であるミコトもまた何かを隠してる様子があって、このあたりは不穏なものがありますね。

ハプニングを乗り越えてたり、餌付けしたりで、ちょっとずつ恭也に慣れてきたかなと思っただけに、ラストのあの一言はゾクっとさせられました。はたして恭也は、誘惑に耐えられるのかわかりませんが、危険な展開が予想できるだけに、何が待ち受けているのか気になるところ。

死神のキョウ 2 (2) (一迅社文庫 か 1-2) - 魁

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