「あがぁっ!蹴ったね雄二!?僕の召喚獣の首をサッカーボールに見立ててゴミ箱に蹴り込んだね!?なんてことをしてくれるのさ!」
「そう怒るな明久。よく言うだろうが。『友達はボールだ』って」
「それを言うなら『ボールは友達』じゃないの!?前後の順番入れ替えたらただの苛めの現場だよ!」
テストの点数に応じて、召喚獣の強さと序列が決まる学園で、最下位クラスF組に集う、おバカな者たちが繰り広げる学園コメディシリーズの第七弾。今回は調整に失敗してオカルトテイストになってしまった召喚システムを使って、三年生と肝試し対決をするお話です。
姫路さんがんばった!もうこの一言に尽きます。ええ、尽きてください。あんなイラストのことなんか忘れたいんです。
ともあれ姫路さん。
最近は美波が明久に急接近してて、今回も肝試しペアは美波だったので、あら残念と思ってただけに、恐がりな心を押し殺して、明久との距離を縮めようと努力する健気さに、好きな人のために、クラスメイトのために怒れるまっすぐさにが、ほんと可愛くて格好よかった。個人的なバカテスヒロイン度で、二位になったのは間違いないです(一位は言わなくてもわかるよね?)。
そういえば、その一位である秀吉(言ってるじゃん)も、今回は珍しいシーンがあったなあ。システムにすら美少女扱いされるのは当然だとして、あんな悲鳴を上げるとは……。
今後の秀吉の心に大きな傷を負ったことは間違いないと思います。どんなポエムだったのか、怖いものみたさで聞いてみたくなるけど、我慢しておこう。
さてさて、これでまたいい感じの三角関係になってきましたね。ちょっと積極的になった姫路さんのぼそっと告げた言葉とアクションは、とてもクーとなってしまうものがありました。まだまだ鈍い明久ですが、どちらを選ぶのかとても楽しみです。
バカとテストと召喚獣 6 (ファミ通文庫 い 3-1-7)
井上 堅二
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