「君はいつも僕に時間を教えてくれるね」
「そう?」
「うん。ありがとう」
「あなたが『ありがとう』と言う時はろくなことがないわ」
王国民の王族が中心となる高校「八高」に、本地民のレイチは入学することになった。気乗りしないレイチはせめて穏やかに生活しようと思ったのに、よりによって、かつて敵の耳を刈っていたという逆賊の末裔、ネルリがクラスメイトで……テンション高いクラスメイトと、妄想癖の多いレイチが繰り広げる学園ドタバタコメディ。
うーん。微妙。
なんていうか読みにくいんですよ。そこら中にでてくるちょっとした妄想ネタなボケが、特別面白いわけでもないので、軽いんだけどリズムが良くないせいかな。ツッコミは時折面白いところもあるんだけど。
異文化コミュニケーションよろしく、王国民と本地民の間のゴタゴタが学園内で起こり、それに巻き込まれてたら、いつの間にか中心人物になっていて、というお話はいいんだけど、主人公のレイチのテンションが、やる気があるのかないのか、よくわからないせいで、読んでてつっかえてしまうところが多かったです。
まあたぶん僕が合わなかっただけのように思いますが、続編が出ても保留で。
第10回えんため大賞優秀賞受賞作。
耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫 い 4-1-1)
石川 博品
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