だからこそ、寂しくなる。
こんなにいい人たちを殺すわけにはいかない。
だからガーゴイル達の目の前で誓った。関係ない人たちは一切殺さないと。
約束は守る。誰ひとり殺さない。
少し不幸な目に遭ってもらうだけだ。
ガーゴイルの誕生パーティが開かれ、平和な時が訪れた後に、宿敵レイジがやってきた。それも小悪党な雰囲気が一変して、風格漂うほどの佇まいで……というわけで、ガーゴイル、怪盗百色、ケルプ、オシリス、デュラハンという御色町最強メンバー VS レイジの戦いが始まるクライマックス前半戦です。
これはすごかった!最強メンバー相手に、まさかレイジがここまでやってくれるなんて!
レイジが宣戦布告をしにガーゴイルの元へやってきたとき、最強メンバーが集っていたにも関わらず、悠々と退却していったときから、不安を覚えていたものですが、いやはや驚きです。
単純に力という点で言えば、誰が戦っても勝てるのに、相手の力は発揮させず、自分の力は思う存分使ってくるんですから、そりゃ、適わないよなあ。御色町が気に入ったというレイジの言葉は、嘘ではないのに、そこに人を思いやる気持ちが見えないから、恐ろしいです。
オシリスの無念ですら可愛く思えるほど、ガーゴイルが被っていく無念に、心が痛くてたまりません。
個人的に印象に残っているのは、敵の力によって、御色町が危険にさらされていく中、今まで町を守ってきた人たちが手一杯になっていたときに、活躍したのが、子供たちだってところですね。特に、梨々の頑張りは、心温まるものがありました。
百色のことで、悩むことはあるかもしれないけれど、彼女は彼女の知ってる百色を尊敬していいと思いました。
そして迎えたラストが……。やばい。やばすぎる。
ガーゴイルの力が及ばなくなり、逆にレイジが御色町内で信頼を得ていくところに、彼の策略の悪辣さを感じますが、いったいどうあなっていくんだろう?
盛り上げに盛り上げてくれたクライマックス一歩手前ですが、できればラストは温かく締めてほしいなあと思います。最終巻がひたすら待ち遠しい。
吉永さん家のガーゴイル14
田口 仙年堂
関連エントリー
[田口仙年堂]
[吉永さん家のガーゴイルシリーズ感想一覧]
[ファミ通文庫]
[ライトノベル]
Home > ライトノベル > [田口仙年堂] 吉永さん家のガーゴイル14
Trackback:2
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2447
- Listed below are links to weblogs that reference
- [田口仙年堂] 吉永さん家のガーゴイル14 from booklines.net
- 吉永さん家のガーゴイル(14) from Alles ist im Wandel 2008-06-02 (月) 02:22
- 吉永さん家のガーゴイル14 (ファミ通文庫 た 1-1-14)田口 仙年堂 エンターブレイン 2008-05-30売り上げランキング : 646Amaz...
- 田口仙年堂 吉永さん家のガーゴイル14 from たかいわ勇樹の徒然なる日記 2008-06-10 (火) 22:32
- 先月からの積み本は今月の初め頃にあらかた消化しまして、現在は文庫本が1、2冊読んではまた買ってというパターンで、ストレスにならない程度に未読の本が置...





