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[かたやま和華] お狐サマの花吹雪ッ!

「武者修行のたびに出ようと思います。捜さないでください」― そんな置手紙を残して、兄・鷹一郎が姿を消した。何を考えているのかわからないけど、心痛のあまり衰弱していくお千代さんを見ていると、放っておくわけにはいかない。九尾である紗那王の力を借りてでもと思ったのに、なんと紗那王でも鷹一郎の気配を探れないという。ひょっとしたら、松寿王が関わっているのではないかと、紗那王と桐緒は問い詰めに向かったが……

貧乏道場の一直線娘・桐緒と、クールな九尾の狐・紗那王とが繰り広げるドタバタラブコメの第五弾。今回は「行方がわからなくなった兄、鷹一郎を追おうとしたら、意外な人物の名が上がってきて、というお話。

あー、もうニヤニヤがとまらない。紗那王を見る桐緒の視線の熱さを感じることは、今までもありましたけど、今回は紗那王も結構見せてくれてますよね。ふたりっきになった途端に……キャーというシーンが多くて、大変でした。そこだ、いけーと何度思ったかわかりませんが、いいところで邪魔が入るのはお約束ですね。

鷹一郎がどこへ行ったのかってところで、例の人の名が浮かび上がってきましたが、うーん、さすがにもう、この人はいいかなあ。いや、鷹一郎にとっては、いまだ禍根があるんだろうけれど、桐緒にとっては、救ってあげたいという気持ちこそアレ、それ以上のものはなさそうなので、いまいちラブ寄せ的盛り上がりが感じられなくて、ちょっと物足りなかったです。前作がそっち方面で、すっごい良かったから、なお更そう思うのかも。

どちらかといったら、今回のお話は、斑娶りとか、お家騒動関係のための前振りになるのかな。彼に憑いた九尾の東宮あたりの話が、今後どうなっていくのか、気になります。

それにしても、最後に、桐緒とアレした紗那王のちゃっかりさにニヤリ。
次はぜひ目を開けてるときにやってあげてください。

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