先日のラルワと八班の戦闘で、ラルワの指揮官がいたのではないか―担当教師や校長に問われたが、雪風のことを思うと、佑鹿は答えることが出来なかった。そんなある日、近所でラルワの発生が確認され、三瀧高校の学生も戦いに借り出される羽目になった。緊張感漂う中、出雲の気配を感じて、必要以上に尖る雪風だったが、出雲はさらに一歩先へ進んでいて……
思春期の少女が持つアムニスという精神体を武器として、謎の生命体ラルワを倒すことを学ぶ高校に通う少女たちの物語の第四弾。今回は、雪風と榛名の兄・出雲が、ふたりに仕掛けてくるお話です。
ラルワを使って混乱を引き起こした隙に、さりげなく接触しては、離れていくということを、のらりくらりと繰り返していたので、いったい出雲が何を目的としているのか、いまいちつかめなかったんだけど……まさか、こう来るとは思わなかった!あぁ、辛い。これは雪風にとって、ほんと辛い話になってきそう。
今まで空気のような扱いを受けていた八班が、少しずつまとまってきて、雪風も、佑鹿のことを頼りにし始めてるのが見えてきて、このまま行ってくれれば……と思っていただけに、ラストの数ページで、物語が一気に動いたところの、最悪な展開がきつかったです。
雪風のことを何かと気にかけていた佑鹿が、この件で傷ついたであろう彼女の心をどこまで支えてあげることができるのかってあたりが、今後の焦点になるのかな。いやあ、面白くなってきた!
そういえば、佑鹿は、さりげなく他の女の子とのフラグも作り上げてましたが、八班の連中や、彼の実力を知ってる特別班の人ならわからなくもないんだけど、何で、監督生の五十鈴さんがあんなにアプローチしてきてるんだろ。
ちょっと意外なんだけど、出雲の件については、プライベートなこととはいえ、結果として重要な情報を隠していたことになるから、学校やら軍から突き上げに対して、五十鈴さんがどう動いてくるか、気になりますね。
戦嬢の交響曲 4
築地 俊彦
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