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[田口仙年堂] コッペとBB団 その3

かつて悪の組織BB団を裏切った博士の研究室から、隠し部屋が見つかったという。しかもそこには、怪人の製造ポッドが設置されていた。これはひょっとしてコッペの弟妹になるのか?Q三郎たちが見守る中、炎の体を持つ男ミスター・フランベが現れて、本部はてんやわんやの大騒ぎ。そんなとき、BB団の支部のひとつが、正義の味方トリオ・ザ・ナイトメアの襲撃を受けて……

「デイストーン」と呼ばれる不思議な力をもった物質を捜し求める秘密組織「ブラック・ブリッツ」―通称BB団に、コッペなる少女が入って、というほのぼの物語の第三弾。今回は、コッペと同じ弟や妹が出来るお話です。

いやあ、面白かった。悪の組織なのに、どこか所帯じみてて、ほのぼのさせてくれる雰囲気は、相変わらず素晴らしいですね。荒んでるときや緊張感溢れる場面で、コッペが何かすると、皆がにへらと和んでいくのが、すっごくいいです。みんなどれだけコッペが好きなんだよ!と思いながら、頬が緩みまくってた僕も、コッペ大好きなんだなあと思った次第。

ともあれ、そんな和気あいあいとしていたBB団のとある一角から人工人間が生まれるんですが、戦うことしかできない炎の体をもつミスター・フランベが初めて仲間扱いされたところや、戦うことが出来ず悩んでいたミス・ソルベを、コッペやみんなが陰ながら応援するところとか、立ちはだかる壁を乗り越えて、仲間になっていくところが、じわっとさせてくれるものがありました。

コッペも今までとちょっと違った姿を見せてくれて、見た目は一番幼くとも、生まれた順番ってことで、フランベやソルベなどから、お姉さんと呼ばれることで、そういう自覚が生まれたんでしょうね。彼らが落ち込んでいたとき、何とか元気づけてあげようと悩んで、子供らしく、でも心から励まそうとする気持ちが伝わってくるあの歌のシーンは、涙よりも、楽しくなってくる感動がありました。あのシーンほんと大好き。

いやあ、面白かった。
始めから家族として生まれてきたけど、どこか繋がりが弱かった四人の怪人が、コッペや生活課の面々、そしてBB団の暖かさを知って、困難を乗り越えて、仲間として、家族としての信頼関係を築き上げていく展開が、とてもよかったです。

これで最終巻とのことで、ほんと寂しい限りですが、いつかまた、短編でもいいから、コッペの「かちょー」という言葉を聞きたいですね。

超オススメ!

コッペとBB団 その3 - 田口 仙年堂

コッペとBB団 その3
田口 仙年堂

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