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[淺沼広太] バトルフィールドは空騒ぎ!2 ―人形遣い―

白銀杯で注目を集めた「週末の旅団」だが、いままでどおりマイペースにスキルをあげていた。そんなある日、いつものように彼らが戦闘を始めたら、空を歩くもの、戦車を放り投げるものなどなど、摩訶不思議な力を使う輩が現れた。いったい何が起きたのかと思ったら、最近薬を使って特殊能力を発生させ、敵を殺戮する集団が現れてきたのだという。抑え付けられることを良しとしない傭兵たちは、特殊能力集団E.Cを打倒するために力をあわせて戦いに挑むが……

オンラインゲームASの世界で、チームを組んだ者たちの戦いを描く物語の第二弾。今回は、特殊な能力を持ち出して、戦闘を挑んでくる集団E.Cを打倒するために、人形遣いや週末の旅団など、今までいがみ合っていた者たちが、力をあわせて戦うお話です。

相変わらず、緊張感ないチームですが、ブリッツのリーダーシップに成長が見えますねぇ。今までだったら、ひとりで突っ走ってたところも、引くことを覚えて、仲間のことも考えたりして。普段は、何考えてるんだかと思わなくもないけれど、ミッションが始まると、ビシッと決めてくれるあたり格好いい。チームを組んでるハルが、ツンデレしちゃうのもわかるなあ。

旅団はともかくとして、仲間でなかった者たちも、同じ志を持つものとして、共に協力してひとつの敵へと挑んでいく展開も、面白かった。そんな中でも、一番良かったのは、前作であまりいい印象を残さなかったヘルハウンドですね。なんだ、この指揮の上手さは。言葉は強いけれど、的確な判断力で味方を導いていく姿が素敵。
そういえば、さりげなくハルへの思いも見せたりしてて、ちょっとニヤニヤ。

それにしても、ジンノの化け物っぷりはすごいなあ。あの冷酷さというか、感情の冷め方には、ゾクっとさせられるものがありますが、当てられたものが事件を起こしたというところに、奇妙に絡まったものを感じますね。ガルダとホークアイの関係には、悲哀を感じましたが、それでも最後、遺恨を残さずに終われたことには、救われるものがありました。

それにしても、いろいろ不審なものが残ってるなあ。今後どうなっていくのかわかりませんが、旅団としては、例の人の秘密っぽいものが見えてきてしまってるので、こちらはこちらで不安ですね。ブリッツのことだから平気だとは思うんですが、思いたいだけなのかもしれない。

できれば今後も、いがみ合いながら高めあう、仲間たちとの冒険が見れたらうれしいですね。

バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い- (ファミ通文庫 あ 9-2-2) - 淺沼 広太

バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い-
淺沼 広太

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