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[田口仙年堂] 吉永さん家のガーゴイル12

正月も終わり、もうすぐセンター試験を控えている和巳は、勉強の息抜きに同級生の範太の卒業製作の手伝いをやっている。帰りはよく桃を家まで送り届けているが、桃との関係をはっきりさせることは、未だできていなかった。
今日もまた桃と一緒に帰っていたが、演劇部の部長という立場から疲れているようで、和巳と意見が合わず喧嘩してしまった。さらにそのあと、範太と桃が寄り添うシーンを見てしまった和巳は……

林吾や範太、和巳のそれぞれの進路と、和巳と桃の恋愛の行方を描いたお話です。林吾とかはどうでもいいとして、和巳がどういった道に進むのかというのは、興味津々だったので、ああ、なるほど、そういう道を選んだのかというところには、らしいな、と思うところがありました。
もともと、そういったことが好きだったのもあるんでしょうけれど、ガーゴイルという存在が、より拍車をかけてくれたんでしょうね。漠然としながらも、未来を思う姿が素敵でした。

そんな和巳が、桃といまだに付き合っていなかったというのは、むしろ驚きなんですが、いい雰囲気だからこそ、どちらからも言い出せないというのは、よくわかりますね。今の関係を壊したくないという気持ちから、あと一歩を踏み出せない和巳の気持ちが伝わってきます。

自分が桃をどう思っているか、はっきり気づいたのは良かったんですが、きっかけとなったシーンは、ちょっとショッキングでしたね。みんながちょっとずつ悪いだけに、何より感情的なものだったので、こじれると大変でした。

さすがにガー君じゃ、これを解決するのは難しいだろうなあと思ってたら、今回は百色がやってくれましたか。予告状をきっかけに、自分の思いに気づき、相手のことを思いやり、仲直りした最後に、和巳が桃に継げた言葉のシーンは……。
どうなるかなんてわかっているのに、それでもなお、身構えていてもなお、悶えまくりでした。あーもう、和巳も桃もかわいすぎ!このシーンは、何度も何度も読み返してしまうぐらい素敵でした。

いやあ、面白かったですね。ちょっと切なさのスパイス入りでしたが、見守ってくれている人たちの温かさを感じられて、最後に胸きゅんな恋愛ものを持ってきてくれたので、とても満足です。
次は古科学あたりとの話がまた絡んでくるのかな?楽しみですね。

吉永さん家のガーゴイル 12 - 田口 仙年堂

吉永さん家のガーゴイル 12
田口 仙年堂

エンターブレイン(文庫)
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P.S.
巻頭漫画で、必死に百色を探した僕の時間を返してください。

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Comment:4

flad 2007-04-29 (日) 10:49

百色を探した僕の時間----priceless

deltazulu 2007-04-30 (月) 10:54

うまいこといいますね(笑)

月季 2007-05-02 (水) 19:58

……探して見つからなくて、もしかして……と思ったのが答えだった。

それって喜ぶべきでしょうか?

deltazulu 2007-05-02 (水) 21:06

難しいですね(笑)

僕の場合、探して、ひたすら探して、「ウォーリーを探せ」が得意だった過去の栄光を思い出しながら、見つからないわけがないと、さらに探して……。

たぶん、月季さんは、僕より喜ばしい位置にいるんじゃないかと思います。

……なんか、思い出しただけでも、百色に当たりたくなってきました ;;

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