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[新木伸] S式コミュニケーション3 君からぼくが消えるとき

夏休みに入り、宿題をかたずけるために月子の家を訪ねたら、いつの間にやらみなが集まってワイワイと楽しいことになっていた。そんな平穏な日々が突然壊れた。サラが姿を消したのだ。
探し回り、ようやく見つけた彼女は、雰囲気が変わっていて……

小学生かと思うぐらい幼い惣一の様子に違和感を受けたんですが、こんなんでしたっけ?もうちょっとまともだったような気がしてたんだけど……。甘えてるというか、考えが足りないというか、どう考えても頼りないのに、そこら中でフラグ立ってるから、違和感を受けるのかもしれません。

それはともかく、サラが豹変してからの展開は、なかなかにシリアスでした。一番きついのは、目の前で壊されていく事でしょうね。例え自分のためだとはいえ、いや自分のためだからこそ、心が痛むんでしょう。このあたりがとても伝わってきました。

今回は月子の心情も辛いものがありましたね。好きな人の言葉すら否定したくなる気持ちがよくわかります。気づいてしまったからには戻れないですからね。惣一がいるからといって、我慢できる事ではないでしょう。強引な引き込みには、いやらしさではなく寂しさしか感じませんでした。
こういう場面でようやく惣一の良さがわかってきますね。なるほど、非常の人だったのかと納得。

最後はちょっと急すぎる展開で、しかも都合がよすぎて(ぎりぎりで間に合うならまだしもねぇ)、ちょっとアレでしたが、総じて面白かったです。いい感じに終わりを迎えましたね。
と思っていたんですが、あとがきによると、続きが出るとか。
う~ん。蛇足な気がしないでもないけど、主人公が変わるのであれば、また違った展開が楽しめるかもしれませんね。

S式コミュニケーション(3) 君からぼくが消えるとき - 新木 伸

S式コミュニケーション(3) 君からぼくが消えるとき
新木 伸

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