Home > ライトノベル > [佐々原史緒] スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ

[佐々原史緒] スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ

いつものように畑仕事をすることに慣れてしまった一彦。いい天気に恵まれ、ゆったりと流れる時間に心地よさを覚えていたとき、突然怪しい広島弁の女が炸裂してきた。
「おまえにダンスを習得してもらう」それも二週間で。
格だけはあるレーゲンシュヴァンツ。ウィーンの有力者が集まる社交界に招待された以上、断るわけにはいかないというのはわからなくもないが……

いきなり何をやらせるのかと思ったら、社交界デビューか。一彦と同じようにアデルの言い分を信じていた僕ですが、そんな裏ですか。たしかにもともと社交界ってのはどういう場だった(少なくともその役割はあったでしょう)。身近にある話じゃないので、どうも想像しきれない。

それはともかく、社交界デビューの裏を知った時の不満がラストで爆発する展開はすごい。いらいらする様は伝わってきたけれど、それが何なのかということに気づけないところが年齢的未熟さを表してて、とてもいい感じ。さすがに連想できなかったけど。ものすごい急展開だし。

今回新たに登場したキャラであるイリーヤの従妹のリリアナが、また良くて。一見、清純派でありながら、ずる賢さも備えているところが、何百年も生きている吸血鬼らしい。そんなリリアナが引き起こす騒動を裁く一彦がとても素敵でした。

これはいい雰囲気の物語だなあ。後を引くラストといい見事です。
波乱を予感させる続きが楽しみでしかたありません。

スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ - 佐々原 史緒
スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ
佐々原 史緒

エンターブレイン(文庫)
Amazon | bk1

booklines エントリー
佐々原史緒

Home > ライトノベル > [佐々原史緒] スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ

Trackback:2

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/947
Listed below are links to weblogs that reference
[佐々原史緒] スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ from booklines.net
スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ(佐々原史緒) from F.Y.A.E./review ver. 2006-07-18 (火) 17:28
ファミ通文庫は奥が深いですね。何気に本棚で増殖中です。 スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ ありえない展開から始まった、「人外だらけ...
スイートホームスイート(2) from Alles ist im Wandel 2006-12-08 (金) 20:38
スイートホームスイート 2posted with 簡単リンクくん at 2006.12. 8佐々原 史緒著エンターブレイン (2006.7)通常2-3日以...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [佐々原史緒] スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top