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[佐々原史緒] スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ

いつものように畑仕事をすることに慣れてしまった一彦。いい天気に恵まれ、ゆったりと流れる時間に心地よさを覚えていたとき、突然怪しい広島弁の女が炸裂してきた。
「おまえにダンスを習得してもらう」それも二週間で。
格だけはあるレーゲンシュヴァンツ。ウィーンの有力者が集まる社交界に招待された以上、断るわけにはいかないというのはわからなくもないが……

いきなり何をやらせるのかと思ったら、社交界デビューか。一彦と同じようにアデルの言い分を信じていた僕ですが、そんな裏ですか。たしかにもともと社交界ってのはどういう場だった(少なくともその役割はあったでしょう)。身近にある話じゃないので、どうも想像しきれない。

それはともかく、社交界デビューの裏を知った時の不満がラストで爆発する展開はすごい。いらいらする様は伝わってきたけれど、それが何なのかということに気づけないところが年齢的未熟さを表してて、とてもいい感じ。さすがに連想できなかったけど。ものすごい急展開だし。

今回新たに登場したキャラであるイリーヤの従妹のリリアナが、また良くて。一見、清純派でありながら、ずる賢さも備えているところが、何百年も生きている吸血鬼らしい。そんなリリアナが引き起こす騒動を裁く一彦がとても素敵でした。

これはいい雰囲気の物語だなあ。後を引くラストといい見事です。
波乱を予感させる続きが楽しみでしかたありません。

スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ - 佐々原 史緒
スイートホームスイート2 ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ
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普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

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