Home > ライトノベル > [甲斐透] エフィ姫と婚約者

[甲斐透] エフィ姫と婚約者

(ち、違う。ときめいてない。絶対にときめいてない。あれは、ただ……ただちょっと、心臓が勝手にドキドキしただけ!)

歴史こそあれど力を持たぬ国パスカは、国力を高めてきたユリオス国の王レオンに、第二王女のエフィを差し出すことにした。ところが、輿入れの旅の途中で、エフィは命を狙われて……俺様レオンと元気いっぱいの少女エフィの政略結婚から始まる恋の物語。

これは楽しかった!
輿入れの途中でおそわれて、逃げ出したときに助けてくれたのが……というのは、わりとオーソドックスなように思いますが、まさか女装してたとは予想外。なんにせよ、まだ13歳ながら、政治的な物事の見方をきっちりできて、でも勢いに任せて動いてしまうエフィが、とても可愛くて素敵でした。一緒に旅したら気に入るよ、うん。

一方のレオンは、国こそ大きくなれど、若造で、周囲に支えになる人が少ないこともあって、刺々しかったりするんですが、エフィのまっすぐな視線に気になってしまうあたり、素直じゃないですね。
奔放だけど国を考えて動くセンスは、どこかエフィに似たものがあって、ああ、似たもの同士だなあなんてニヤリとする。

レオンの俺様な様子を見ては苛立ちを覚えるのに、そんな彼を見ながらだんだんと惹かれていくエフィの思いと、憎まれ口をたたきながらエフィに信頼を預けていくレオンの様子がとても良かった。

でもまだまだ二人の仲は発展途上……と思ってたら、最後の短編にやられました。あのワンシーンに至る過程は、ゴロゴロするしかないでしょう!イラストも素敵でした。
これはぜひとも続きをお願いしたいです。

エフィ姫と婚約者 (新書館ウィングス文庫) - 甲斐 透

エフィ姫と婚約者 (新書館ウィングス文庫)
甲斐 透

新書館(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[甲斐透] [ウィングス文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [甲斐透] エフィ姫と婚約者

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3174
Listed below are links to weblogs that reference
[甲斐透] エフィ姫と婚約者 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [甲斐透] エフィ姫と婚約者

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top