大学の友人が電話セールスにやられたらしい。思わせぶりな態度についついホテルへ行ったら、
なぜか急に眠くなり……。目が覚めたら相手の女性はいなかった。だが、何も盗られていない。
知り合いの女性の先輩が、酔っ払って居眠りしていたらバッグが無くなった。あわてて探した
ら隣の車両から出てきたという。ただし何も盗られていなかった。
自分の周りで不審なことが起こっていることに気づいた志郎だが、自分にもその不審な手が及
んでいた。
自分に対して間違い電話をかけてきた女性が、突然会ってほしいと言い出して……。
劇団を立ち上げようとメンバーを探し回る度会が出会った人々を劇団に誘い、ついでに本人た
ちが謎と思っていることを鮮やかに解決していくストーリィ。
連作短編という形式だったけれど、各物語を長編にしていろいろ読みたい、続きが見たい。
そう思えるほど出てくる人がみな魅力的でした。
読んでて楽しくてしょうがなかった。
読み終わるのがもったいなくてしょうがなかった。
良質なミステリィであり、良質な青春小説でもある。
間違いなく光原百合の最高傑作です。
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