それは高校のマラソン大会のときだった。
幼馴染の悠有がゴールの手前で消えて、ゴールテープに触れないで、テープの反対側に現れたのは。
悠有が「跳んだ」のはそれが初めだった。
そして僕らは喫茶店「夏への扉」へ集まり、プロジェクトを開始した。
プロジェクト。
それは限定された条件内で目標を決めて、準備をして、最適な手順を考えて、実行して、思わぬ難関を乗り越えながら達成する遊び。
時間を飛び越える。
まさにプロジェクトにふさわしい。
これはたったひとりの女の子が時の彼方へ駆けていった、時間旅行の物語だ。
これほどまでにセンスあふれる物語に出会えるとは。
本を読んでいて良かったとつくづく思い知らされる。
軽快な魅力あふれる語り口。端々にあふれるセンス有る比喩と知識。
最高の物語です。
絶対買いです。
次作の感想: サマー/タイム/トラベラー 2
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